アプリケーション層・DNS・Web・音声 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
DNS名前解決と送信ドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)
でぃーえぬえすとそうしんどめいんにんしょう / DNS Resolution & Email Authentication (SPF / DKIM / DMARC)
権威DNSサーバとキャッシュDNSサーバの連携、およびTXTレコード・電子署名を用いてなりすましメールを検知する認証技術群。
3行速習ポイント
- SPFはSMTPのMAIL FROM(エンベロープFrom)のドメインのDNS TXTレコードを照会し、送信元メールサーバのIPアドレスの正当性を検証
- DKIMは送信側メールサーバが秘密鍵でメールヘッダ・本文に電子署名(DKIM-Signature)を付与し、受信側がDNS上の公開鍵で検証
- DMARCはSPFおよびDKIMの認証結果に加え、ヘッダFromドメインとの一致(アライメント)を検証し、失敗時の処置(隔離/拒否)を指示
図解
図送信ドメイン認証 3大技術(SPF・DKIM・DMARC)の役割
IP認証
SPF(送信元IP検証)
エンベロープFromドメインのTXTレコードと送信元IPを照合
電子署名
DKIM(電子署名検証)
秘密鍵で署名しDNS公開鍵で送信元正当性と非改ざんを検証
統合制御
DMARC(アライメント&ポリシー)
ヘッダFromとの一致検証と認証失敗時の隔離・拒否ポリシー制御
概要と本質
DNSはA、AAAA、CNAME、MX(Preference値による優先度指定)、NS、PTR(逆引き)、SRV(ケルベロスやSIPのサービス位置指定)、TXTレコード等を提供します。標的型メール攻撃やフィッシング対策として、DNSのTXTレコードを活用したSPF・DKIM・DMARCの3点セットが不可欠となっています。
重要ポイント・コア概念
- DNS応答が512バイトを超える場合(またはEDNS0超過時)は、UDP/53での切り詰め(TCビット)検知後にTCP/53へフォールバックして再照会する
- DKIMではセレクタ(Selector)を分けることで、社内メールサーバと外部委託先メール中継サーバで別々の鍵ペアを安全に運用可能
- DNSラウンドロビンで負荷分散する際、送信元が少数の社内サーバに偏る場合はTTLを短く設定して名前解決要求を頻繁に発生させる
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
午後問題(令和6年春午後II問2など)では、SPFが検査する対象(SMTPのMAIL FROM)とDKIMの効果(正規のメールサーバから送信され改ざんされていないことの証明、および外部委託先とのセレクタ分離による鍵漏えい影響の局所化)が頻出です。
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