レイヤ3ルーティング・WAN・IPv6 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
IPv6 アドレス設計・NDP・SLAAC
あいぴーぶいろくあどれすせっけいとえすえるえーえーしー / IPv6 Neighbor Discovery Protocol & SLAAC
128ビットアドレス空間を持ち、近隣探索プロトコル(NDP)のRS/RAメッセージとDADにより自動アドレス設定を行う次世代IP技術。
3行速習ポイント
- GUA(グローバルユニキャスト:2000::/3)、ULA(ユニークローカル:fc00::/7)、LLA(リンクローカル:fe80::/10)の使い分け
- IPv4のARPやブロードキャストを廃止し、ICMPv6ベースのNS(近隣要請)/ NA(近隣広告)およびマルチキャストを使用
- 端末がRS(ルータ要請)を送り、ルータからのRA(ルータ広告)に含まれるプレフィックス(/64)からSLAACでGUAを自動生成
図解
図IPv6 NDP & SLAAC による自動アドレス生成フロー
1LLA生成 & DAD(NS送信)
Step 1fe80::/64の仮LLAを生成し同一リンク内の重複なしを確認
2RS送信 → RA受信
Step 2ルータからGUAプレフィックス(/64)とデフォルトルータ(LLA)を取得
3GUA生成 & DAD完了
Step 3プレフィックス+IF識別子でGUAを生成し重複確認後に正式利用
概要と本質
IPv6は128ビットのアドレス長を持ち、前半64ビットをネットワークプレフィックス、後半64ビットをインタフェース識別子として割り当てるのが標準です。NDP(Neighbor Discovery Protocol)により、MACアドレス解決、重複アドレス検出(DAD)、およびSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)による自動設定を行います。
重要ポイント・コア概念
- リンクローカルアドレス(fe80::/10)はデータリンク層で直接通信可能な同一リンク内でのみ有効で、OSPFv3や静的経路のネクストホップにも利用される
- DAD(重複アドレス検出)は、設定しようとするIPv6アドレスをターゲットとしたNS(近隣要請)を送信し、同じリンク上に同一アドレスを持つノードがいないか確認する
- デュアルスタック環境では名前解決でAAAAとAレコードの両方を取得し、IPv6障害時にはHappy Eyeballs機能等でIPv4へ自動フォールバックするため監視設計に注意が必要
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
令和7年春午後II問1でも全面的に出題されたテーマです。RS/RAによるSLAACの流れ、DADの目的、および「IPv6障害時にIPv4へフォールバックして同じWebページにアクセスできるため異常に気付きにくい」という実務上の勘所が問われます。
午後記述で使える加点キーワード(クリックでコピー)
この用語が出題された過去問を解く(1分演習)
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