監査計画・監査手続・監査証拠・調書 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2

整備状況の評価と運用状況の評価

せいびじょうきょうのひょうかとうんようじょうきょうのひょうか / Evaluation of Design Effectiveness and Operating Effectiveness
内部統制の有効性を、ルールや仕組みがリスクを抑えるように適切に設計・構築されているかを見る「整備状況」と、それが現場で定められた通りに継続実行されているかを見る「運用状況」の2段階で評価することです。

3行速習ポイント

  • 内部統制の有効性を、ルールや仕組みがリスクを抑えるように適切に設計・構築されているかを見る「整備状況」と、それが現場で定められた通りに継続実行されているかを見る「運用状況」の2段階で評価することです。
  • システム監査報告書の総合評価においても、整備状況と運用状況の両面から評価結果を明記する必要があります。
  • 試験対策:午後I(令和6年問2設問1、令和5年問2設問5等)で直接問われる超重要概念です。「運用開始前の監査(整備状況)」か「運用段階の監査(運用状況)」かを必ず区別します。

図解

図コントロールの「整備状況の評価」と「運用状況の評価」の比較方式・特性の対比
ルールの設計妥当性(整備)と現場での継続的遵守(運用)の2軸検証
⚖️ 対比軸:[設計・ルール妥当性]整備状況の評価(Design Effectiveness)VS[実績・継続遵守]運用状況の評価(Operating Effectiveness)
整備状況の評価(Design Effectiveness)設計・ルール妥当性
「その仕組み・ルール通りに動けばリスクを防げるか」の設計検証
規程・マニュアル・システム仕様書・パラメータ設定値・ウォークスルー(1件追跡)を通じ、統制の抜け漏れや職務分離の不備がないかを評価する(稼働前でも実施可能)。
運用状況の評価(Operating Effectiveness)実績・継続遵守
「定められたルール・仕組みが実際に守られ続けているか」の実績検証
監査対象期間における承認記録、変更管理台帳、操作ログ、点検記録などをサンプリング(試査)または全件(精査)突合し、承認漏れや形骸化がないかを評価する。
💡 午後I令和6年問2設問1では、監査目的に「整備・運用状況の監査」と掲げながら、総合評価に「整備状況と運用状況についての評価が明記されていない点」を指摘させる問題が出題されました。

概要と本質

内部統制の有効性を、ルールや仕組みがリスクを抑えるように適切に設計・構築されているかを見る「整備状況」と、それが現場で定められた通りに継続実行されているかを見る「運用状況」の2段階で評価することです。システム監査報告書の総合評価においても、整備状況と運用状況の両面から評価結果を明記する必要があります。

重要ポイント・コア概念

  • 整備状況(Design Effectiveness)の評価:規程・手順書・システム機能仕様・設定が、想定されるリスクを許容レベル以下に低減できる設計になっているかの検証
  • 運用状況(Operating Effectiveness)の評価:整備された統制が、監査対象期間を通じて逸脱なく一貫して実行され、証跡が残されているかの検証
  • 定量的効果・監査目標例:管理ルール適用前の整備状況監査と稼働3か月後の運用状況監査の2段階ゲートを実施し、ルール形骸化による運用逸脱をゼロ化

午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント

午後I(令和6年問2設問1、令和5年問2設問5等)で直接問われる超重要概念です。「運用開始前の監査(整備状況)」か「運用段階の監査(運用状況)」かを必ず区別します。

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