監査計画・監査手続・監査証拠・調書 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
監査目的・監査目標・監査要点(クライテリア)
かんさもくてきかんさもくひょうかんさようてん / Audit Purpose, Audit Objectives, and Audit Criteria
監査で達成したい最終ゴールである「監査目的(監査目標)」を、具体的に検証可能な個別の確認事項へとブレークダウンしたものが「監査要点(クライテリア)」です。
3行速習ポイント
- 監査で達成したい最終ゴールである「監査目的(監査目標)」を、具体的に検証可能な個別の確認事項へとブレークダウンしたものが「監査要点(クライテリア)」です。
- 「リスク → コントロール → 監査要点 → 監査手続 → 監査証拠」の5要素が一貫して論理的につながっている必要があります。
- 試験対策:午後I・午後IIのすべての設問を貫く骨格です。設問で「監査要点を答えよ」と問われたら確認すべき統制状態を、「監査手続を答えよ」と問われたら証拠と確認方法を答えます。
図解
図リスクから監査証拠までをつなぐシステム監査の5段階ロジックチェーンプロセス・手順フロー
RCM(リスク・コントロール・マトリクス)に基づく一貫した監査設計▶ 進行順序:1. 原因+結果➔2. リスク低減策➔3. 確認すべき状態➔4. 証拠+技法+確認
11. リスク(Risk)の識別
原因+結果業務・システム上で発生し得る問題の原因と悪影響
例:「退職者や異動者のIDが放置され、権限のない者によって機密情報が不正閲覧・持ち出しされるリスク」。
22. コントロール(Control:内部統制)
リスク低減策リスクを許容範囲内に低減するために組織が設ける対策
例:「人事異動・退職発令データと連動して、遅滞なくアクセス権限を変更・削除し、月次で部門長が権限棚卸を行う仕組み」。
33. 監査要点(Audit Objective / Point)
確認すべき状態コントロールが適切に整備・運用されているかを見る着眼点
例:「人事異動・退職に伴うアカウント権限の変更・削除が規程通り遅滞なく実施され、定期棚卸で確認されていること」。
44. 監査手続(Audit Procedure)& 5. 監査証拠
証拠+技法+確認【監査証拠】を対象に【監査技法】を適用して【監査要点】を確かめる行動
例:「人事部の異動・退職者リストとシステムのアカウント台帳・削除ログ(監査証拠)を突合(監査技法)し、不要IDが残存していないか確かめる」。
💡 午後I・午後IIの採点講評で最も多い減点理由が「リスク・コントロール・監査要点・監査手続・監査証拠の混同」です。この5段階の型を常に意識してください。
概要と本質
監査で達成したい最終ゴールである「監査目的(監査目標)」を、具体的に検証可能な個別の確認事項へとブレークダウンしたものが「監査要点(クライテリア)」です。「リスク → コントロール → 監査要点 → 監査手続 → 監査証拠」の5要素が一貫して論理的につながっている必要があります。
重要ポイント・コア概念
- リスク(何が起きると困るか)とコントロール(どう防ぐか)の対応関係から、検証すべき「監査要点」を過不足なく導出する論理構造
- 各監査要点に対して、どの「監査証拠」をどの「監査技法(閲覧・突合・質問等)」で検証するかを定めた「監査手続」への1対1展開
- 定量的効果・監査目標例:リスク・統制・監査要点・監査手続・監査証拠の5列対応マトリクス(RCM)を標準化し、監査要点と無関係な監査手続の設定ミスを0件に削減
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I・午後IIのすべての設問を貫く骨格です。設問で「監査要点を答えよ」と問われたら確認すべき統制状態を、「監査手続を答えよ」と問われたら証拠と確認方法を答えます。
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