スケジュール・EVM・コスト管理 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
コストベースラインとコンティンジェンシー予備・管理予備
こすとべーすらいんとよびひ / Cost Baseline, Contingency Reserve & Management Reserve
WBSの各ワークパッケージ見積りに「既知のリスク(特定済みリスク)」への備えであるコンティンジェンシー予備を加えたものがコストベースラインであり、さらに「未知のリスク」への管理予備を加えたものがプロジェクト予算です。
3行速習ポイント
- WBSの各ワークパッケージ見積りに「既知のリスク(特定済みリスク)」への備えであるコンティンジェンシー予備を加えたものがコストベースラインであり、さらに「未知のリスク」への管理予備を加えたものがプロジェクト予算です。
- PMは自己の裁量でコンティンジェンシー予備を使用できますが、管理予備を取り崩してベースラインに組み入れる際はスポンサまたはCCBの承認が必要です。
- 試験対策:午前IIで「コストベースラインに含まれるのはコンティンジェンシー予備までであり管理予備は含まれない」という引っかけ問題が繰り返し出題されるため確実に識別します。
図解
図プロジェクト総予算・コストベースライン・予備費の階層構造階層ピラミッドモデル
ワークパッケージ見積りから管理予備までの積上げと裁量権限の境界最上位:総予算枠プロジェクト総予算(Project Budget)
コストベースライン + 管理予備(未知のリスク対応・スポンサ権限)
想定外の法改正や未知の障害に備える『管理予備』を含めた総枠。管理予備を使用する際は変更管理手続によりコストベースラインへ組み入れる。
中層:EVM基準線コストベースライン(Cost Baseline / BAC)
コントロールアカウント積上げ + コンティンジェンシー予備(PM裁量)
EVMでパフォーマンスを測定する時間フェーズ化された承認済み予算。特定済みリスクへの『コンティンジェンシー予備』を含み、PM権限で機動的に発動できる。
基底:実作業見積りワークパッケージおよびアクティビティ見積り
WBS最下層の純粋な作業遂行コスト積上げ
人件費・外注費・ライセンス費・機材費など、個々の作業を遂行するために直接必要なコスト見積りの合算値。
💡 午前II・午後Iの必須知識:『コストベースライン(BAC)=ワークパッケージ見積り積上げ+コンティンジェンシー予備』『プロジェクト予算=コストベースライン+管理予備』です。
概要と本質
WBSの各ワークパッケージ見積りに「既知のリスク(特定済みリスク)」への備えであるコンティンジェンシー予備を加えたものがコストベースラインであり、さらに「未知のリスク」への管理予備を加えたものがプロジェクト予算です。PMは自己の裁量でコンティンジェンシー予備を使用できますが、管理予備を取り崩してベースラインに組み入れる際はスポンサまたはCCBの承認が必要です。
重要ポイント・コア概念
- コンティンジェンシー予備:リスク登録簿で特定された『既知のリスク(Known-Unknowns)』に対応する予算であり、コストベースラインに含まれPMの裁量権で執行可能
- 管理予備:事前に特定できない『未知のリスク(Unknown-Unknowns)』に対応する予算であり、コストベースラインの外側(プロジェクト総予算の内側)に置かれ使用時はスポンサ/CCB承認が必須
- 定量的効果例:特定済みリスク12件の期待金額価値(EMV)合計480万円をコンティンジェンシー予備としてコストベースラインに計上し、リスク顕在化時の迅速な対策発動を実現
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIで「コストベースラインに含まれるのはコンティンジェンシー予備までであり管理予備は含まれない」という引っかけ問題が繰り返し出題されます。
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