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スケジュール・EVM・コスト管理 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2

COCOMO / COCOMO II とボトムアップ・類推・三点見積り

ここもとさんてんみつもり / COCOMO, Parametric, Analogous & Three-Point Estimation
開発規模(KSLOC等)の指数関数とコスト駆動因子から工数・期間を算出するCOCOMOモデルや、悲観値(P)・最可能値(M)・楽観値(O)から期待値 (O+4M+P)/6 を求める三点見積り(PERT)です。

3行速習ポイント

  • 開発規模(KSLOC等)の指数関数とコスト駆動因子から工数・期間を算出するCOCOMOモデルや、悲観値(P)・最可能値(M)・楽観値(O)から期待値 (O+4M+P)/6 を求める三点見積り(PERT)です。
  • 初期の概算段階では過去類似案件からの「類推見積り」や統計式による「パラメトリック見積り」を用い、WBS詳細化後はワークパッケージ単位の「ボトムアップ見積り」で精緻化します。
  • 試験対策:令和7年午前II問9(COCOMOの規模と生産性の関係)など午前IIで頻出であり、午後IIでは単一手法に頼らず複数の見積り手法をクロスチェックして妥当性を検証した工夫として論述します。

図解

図主要4大コスト・工数見積り技法の特性と使い分け方式・特性の対比
計画の初期段階からWBS確定後までの見積り手法のクロスチェック
⚖️ 対比軸:[企画・超上流向き]類推見積り(トップダウン見積り)VS[客観的統計モデル]パラメトリック見積り(COCOMO / FP法)VS[不確実性・リスク評価]三点見積り(PERT / ベータ分布・三角分布)VS[詳細計画・最高精度]ボトムアップ見積り(WBS積上げ)
類推見積り(トップダウン見積り)企画・超上流向き
過去の類似プロジェクト実績値をベースに比推算
プロジェクト初期で詳細情報が少ない段階でも短時間・低コストで概算できるが、過去案件との難易度差や前提条件の違いによる誤差が生じやすい。
パラメトリック見積り(COCOMO / FP法)客観的統計モデル
規模変数と統計的アルゴリズム(コスト駆動因子)で算出
画面・帳票数やKSLOCなどの客観的パラメータと過去統計式を用いる。規模の不経済(指数b)や要員熟練度補正を定量的に組み込める。
三点見積り(PERT / ベータ分布・三角分布)不確実性・リスク評価
楽観値(O)・最可能値(M)・悲観値(P)から期待値とリスク幅を算出
未経験技術や外部連携など見積りのブレ幅が大きい作業に対し、期待値 (O+4M+P)/6 と分散を求めて予備費算定の統計的根拠とする。
ボトムアップ見積り(WBS積上げ)詳細計画・最高精度
最下層ワークパッケージ単位で精緻に見積もり上位へ合算
WBS詳細化後に現場担当者を巻き込んで作業単位ごとに算出するため最も精度が高く納得感も得られるが、作成に多くの時間と労力を要する。
💡 令和7年午前II問9の通り、COCOMOの工数計算式「工数=a×(開発規模)^b」において指数b>1.0の場合、開発規模が大きくなるほど「1人月あたりの開発生産性(開発規模÷工数)」は低下(規模の不経済)します。

概要と本質

開発規模(KSLOC等)の指数関数とコスト駆動因子から工数・期間を算出するCOCOMOモデルや、悲観値(P)・最可能値(M)・楽観値(O)から期待値 (O+4M+P)/6 を求める三点見積り(PERT)です。初期の概算段階では過去類似案件からの「類推見積り」や統計式による「パラメトリック見積り」を用い、WBS詳細化後はワークパッケージ単位の「ボトムアップ見積り」で精緻化します。

重要ポイント・コア概念

  • COCOMO / COCOMO II:予想プログラム規模(KSLOCやFP)の指数式(工数 = a × 規模^b × コスト駆動因子)を用いるパラメトリック見積りモデル(b>1のとき規模拡大に伴い生産性は低下)
  • 三点見積り(PERT):不確実な作業について楽観値(O)・最可能値(M)・悲観値(P)の3点を評価し、ベータ分布の期待値 E = (O + 4M + P) / 6 と標準偏差 σ = (P - O) / 6 を算出
  • 定量的効果例:不確実性の高いAI連携機能に三点見積り(PERT)を適用し、標準偏差に基づくコンティンジェンシー予備を計上して工数超過を未然に防止

午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント

令和7年午前II問9(COCOMOの規模と生産性の関係)など午前IIで頻出であり、午後IIでは複数の見積り手法を併用して妥当性を検証した工夫として論述します。

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