スケジュール・EVM・コスト管理 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
ファンクションポイント法(FP法:機能規模見積り)
ふぁんくしょんぽいんとほう / Function Point Analysis (IFPUG / NESMA)
プログラミング言語や開発環境に依存せず、利用者視点の外部仕様(データファンクション:ILF/EIF、トランザクションファンクション:EI/EO/EQ)の5要素からソフトウェア規模を見積もる手法です。
3行速習ポイント
- プログラミング言語や開発環境に依存せず、利用者視点の外部仕様(データファンクション:ILF/EIF、トランザクションファンクション:EI/EO/EQ)の5要素からソフトウェア規模を見積もる手法です。
- 内部論理ファイル(ILF)、外部インターフェースファイル(EIF)、外部入力(EI)、外部出力(EO)、外部照会(EQ)の複雑度を評価して未調整FPを算出し、システム特性係数で補正します。
- 試験対策:午前IIで毎年出題されるほか、午後IIの工数見積り・コスト管理論文で「LOC(行数)見積りの曖昧さを排し、要件定義時点でFP法による客観的規模見積りを行った」と論述します。
図解
図ファンクションポイント法(FP法)の5要素と規模算出構造階層・レイヤ構造
ユーザー視点の論理データ・トランザクション機能から調整後FPを導出2つのデータ機能
データファンクション(ILF / EIF)
システムが保持・参照する論理データグループの計測
自システム内で維持・更新する『内部論理ファイル(ILF)』と、外部システムが管理し参照のみ行う『外部インターフェースファイル(EIF)』を評価する。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
3つの処理機能
トランザクションファンクション(EI / EO / EQ)
システム境界を跨ぐデータ入出力・照会処理の計測
ILFを更新する『外部入力(EI)』、計算・加工を伴い出力する『外部出力(EO)』、データ加工なしでそのまま検索表示する『外部照会(EQ)』を評価する。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
調整FP・工数導出
複雑度重み付けと調整ファンクションポイント算出
未調整FP × 調整係数(14のシステム特性評価)→ 工数換算
5要素の件数と複雑度(低・中・高)から未調整FPを求め、通信・性能・分散処理等のシステム特性係数(0.65〜1.35)を乗じて最終FPと開発工数を算出する。
💡 午前IIでは「自システム内で更新・維持する論理ファイル=ILF」「他システムが維持し自システムから参照のみ行うファイル=EIF」「計算・加工やILF更新を伴う出力=EO、単なる検索表示=EQ」の区別が頻出です。
概要と本質
プログラミング言語や開発環境に依存せず、利用者視点の外部仕様(データファンクション:ILF/EIF、トランザクションファンクション:EI/EO/EQ)の5要素からソフトウェア規模を見積もる手法です。内部論理ファイル(ILF)、外部インターフェースファイル(EIF)、外部入力(EI)、外部出力(EO)、外部照会(EQ)の複雑度を評価して未調整FPを算出し、システム特性係数で補正します。
重要ポイント・コア概念
- データの保持構造に着目する2つの『データファンクション(ILF:内部論理ファイル、EIF:外部インターフェースファイル)』でデータ複雑度を計測
- データの入出力処理に着目する3つの『トランザクションファンクション(EI:外部入力、EO:外部出力、EQ:外部照会)』で処理規模を計測し、言語非依存で規模を算出
- 定量的効果例:要件定義書から画面・帳票・論理テーブル数を抽出する概算FP法と過去実績生産性を組み合わせてクロスチェックを行い、見積り誤差を5%以内に収束
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIで毎年出題されるほか、午後IIの工数見積り・コスト管理論文で「LOC(行数)見積りの曖昧さを排し、要件定義完了時点でFP法による客観的規模見積りを行った」と記述できます。
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