企画・開発・移行プロジェクト監査 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
テスト計画・結合テスト・品質管理の監査
てすとけいかくけつごうてすとひんしつかんりのかんさ / Testing and Software Quality Management Audit
システム開発の設計・テスト工程において、レビュー指摘密度やテスト密度などの品質指標が適切に管理され、表面的な数値合わせではなく実質的な品質が確保されているかを検証する監査です。
3行速習ポイント
- システム開発の設計・テスト工程において、レビュー指摘密度やテスト密度などの品質指標が適切に管理され、表面的な数値合わせではなく実質的な品質が確保されているかを検証する監査です。
- 工程完了判定基準の妥当性、インターフェース疎通確認、課題管理表による根本原因・再発防止策の管理などを精査します。
- 試験対策:午後I(令和3年問3、平成29年問2)および午後II(平成28年問2)で出題される王道テーマです。「テスト件数(量)だけでなくテスト項目の質」「基準未達理由の品質管理部審査」が鍵です。
図解
図設計・テスト工程における品質管理監査の3大検証ポイント構成要素・基本原則
形式的・表面的な数値達成(管理のための管理)を見抜く監査の目🏛 設計・テスト工程における品質管理監査の3大検証ポイント(中核を構成する 3 つの柱)
レビュー品質
1. レビュー管理の実効性と全件傾向分析
指摘カウント基準の統一とレビューアによる偏りの検証
何をレビュー指摘件数として数えるかの判断基準が周知されているか、また表計算ソフト等でレビュー記録表を全件分析し、特定の指摘区分への偏りがないかを確かめる。
テストの質・連携
2. テスト項目の「質」とインターフェース疎通確認
消化件数だけでなく業務網羅性・異常系・システム間連携の検証
テストケースの質が十分であることが評価されているか、またシステムテスト開始前に他システム(購買管理と生産管理等)との疎通確認テストが計画されているかを確かめる(令和3年問3)。
完了判定・審査
3. 完了判定基準の厳格運用と例外承認審査
テスト密度等の完了基準網羅と、基準未達時の第三者妥当性審査
テスト標準で定めた全指標が工程完了判定基準に含まれているか、また流用開発等で実績値が基準を下回った場合に品質管理部が理由の妥当性を審査・承認しているかを検証する。
💡 午後I平成29年問2の採点講評では「過去の設計書を流用したため指摘密度が低かったという理由の妥当性を、品質管理部が審査して承認しているかを確認すべき」と強調されています。
概要と本質
システム開発の設計・テスト工程において、レビュー指摘密度やテスト密度などの品質指標が適切に管理され、表面的な数値合わせではなく実質的な品質が確保されているかを検証する監査です。工程完了判定基準の妥当性、インターフェース疎通確認、課題管理表による根本原因・再発防止策の管理などを精査します。
重要ポイント・コア概念
- レビュー・テスト指標の形骸化防止:レビュー指摘件数のカウント基準の明文化、指摘区分の偏り(全件分析による傾向把握)、およびテスト項目の消化数だけでなく「テスト項目の質」の評価
- 工程完了判定と課題管理:指標値が基準を下回った場合の理由の妥当性を第三者(品質管理部等)が審査・承認しているか、およびマスタ作成ミス等の再発防止策と対応期限が課題管理表で管理されているかの確認
- 定量的効果・監査目標例:結合テスト完了監査においてテスト項目の網羅性(質)評価と全件レビュー記録のCAAT傾向分析を導入し、本番稼働後の初期重大バグを前年比80%削減
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(令和3年問3、平成29年問2)および午後II(平成28年問2)で出題される王道テーマです。「テスト件数(量)だけでなくテスト項目の質」「基準未達理由の品質管理部審査」が鍵です。
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