企画・開発・移行プロジェクト監査 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
システム移行判定・コンティンジェンシープランの監査
しすてむいこうはんていこんてぃんじぇんしーぷらんのかんさ / System Migration Decision and Contingency Plan Audit
新システムへの本番移行(カットオーバー)に際し、中間・最終移行判定基準が利用部門や顧客影響も含めて策定・運用され、万一の移行失敗時の切り戻し計画(コンティンジェンシープラン)が実効性を持つかを検証する監査です。
3行速習ポイント
- 新システムへの本番移行(カットオーバー)に際し、中間・最終移行判定基準が利用部門や顧客影響も含めて策定・運用され、万一の移行失敗時の切り戻し計画(コンティンジェンシープラン)が実効性を持つかを検証する監査です。
- システム部門の都合だけで移行を強行すると、業務停止や顧客トラブルを招くため、全ステークホルダ合意の検証が不可欠です。
- 試験対策:午後I(平成28年問2、平成29年問1等)の頻出テーマであり、「利用部門との顧客告知協議」「中間移行判定条件の達成確認」「訓練結果に基づくコンティンジェンシープラン(CP)の見直し」を押さえます。
図解
図システム移行プロジェクトにおける段階的移行判定と監査手続の流れプロセス・手順フロー
中間移行判定からリハーサル・CP見直し・最終移行判定までの監査ゲート▶ 進行順序:1. 影響告知協議➔2. 中間判定検証➔3. CP実効性検証➔4. 最終判定検証
11. 移行計画・顧客影響告知の合意確認
影響告知協議システム部門と利用部門の連携による顧客影響の事前評価
システム停止や仕様変更に伴う顧客への影響告知の必要性について、システム部門担当者が利用部門担当者に確認・協議しているかを確かめる。
22. 中間移行判定後の監査(条件付き承認の把握)
中間判定検証テスト報告書と委員会承認記録の突合による保留課題の特定
システムテスト中間報告書とシステム統合委員会議事録を閲覧し、正式な承認体制のもとで中間移行判定が行われ、いかなる条件が付されたかを確認する。
33. 移行訓練(リハーサル)とCP見直しの監査
CP実効性検証コンティンジェンシープラン(CP)と訓練結果報告書の照合
CPと訓練結果報告書を照合し、訓練で判明した課題を踏まえてCP(切り戻し手順・制限時間)が必要に応じて見直されたかを検証する。
44. 最終移行判定前の監査(判定条件クリアと手続妥当性)
最終判定検証中間判定条件の充足確認と最終移行判定手続の整備評価
中間移行判定で付けられた条件がすべて満たされたか、および最終移行判定手続自体が適切に策定されているかを本番切り替え前に確認する。
💡 午後I平成28年問2では「ST中間報告書とシステム統合委員会議事録の閲覧」「コンティンジェンシープラン(CP)と訓練結果報告書の照合」が具体的な監査手続として問われました。
概要と本質
新システムへの本番移行(カットオーバー)に際し、中間・最終移行判定基準が利用部門や顧客影響も含めて策定・運用され、万一の移行失敗時の切り戻し計画(コンティンジェンシープラン)が実効性を持つかを検証する監査です。システム部門の都合だけで移行を強行すると、業務停止や顧客トラブルを招くため、全ステークホルダ合意の検証が不可欠です。
重要ポイント・コア概念
- 移行判定体制と基準:システム部門だけでなく利用部門・システムオーナが参画するシステム統合委員会等で判定が行われ、中間移行判定で付された条件が最終判定までに解消されているかの確認
- コンティンジェンシープラン(CP)と移行リハーサル:移行時障害に備えた切り戻し判断基準・手順(CP)が策定され、移行訓練(リハーサル)の結果報告書と照合してCPが必要に応じて見直されているかの確認
- 定量的効果・監査目標例:最終移行判定前監査において中間判定条件の解消証跡とリハーサル結果を反映した切り戻し手順書(CP)を全件突合し、本番移行時の計画外サービス停止0分を達成
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(平成28年問2、平成29年問1等)の頻出テーマであり、「利用部門との顧客告知協議」「中間移行判定条件の達成確認」「訓練結果に基づくコンティンジェンシープラン(CP)の見直し」を押さえます。
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