企画・開発・移行プロジェクト監査 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
外部委託開発プロジェクト管理監査(丸投げ防止・発注者責任)
がいぶいたくかいはつぷろじぇくとかんりかんさ / Outsourced System Development Project Audit
情報システム部門の体制が十分でない企業がシステム開発を外部ベンダ(複数の委託先を含む)に委託する際、いわゆる「丸投げ」を防ぎ発注者責任が果たされているかを検証する監査です。
3行速習ポイント
- 情報システム部門の体制が十分でない企業がシステム開発を外部ベンダ(複数の委託先を含む)に委託する際、いわゆる「丸投げ」を防ぎ発注者責任が果たされているかを検証する監査です。
- 要件優先順位の決定、利用部門の関与、委託先報告の客観的検証、委託先間の調整、要件変更ルールの合意などが監査要点となります。
- 試験対策:午後I(平成31年問2、平成28年問3、令和3年問3等)の定番テーマです。「委託先の進捗報告を鵜呑みにせず成果物で裏付ける」「複数ベンダ間の調整と引継ぎ期間確保」を記述します。
図解
図外部委託開発プロジェクトにおける発注者責任とシステム監査の4大検証軸プロセス・手順フロー
要件定義からベンダ間調整・受入テストまでの丸投げ防止コントロール▶ 進行順序:1. 要件・優先順位➔2. 変更採否ルール➔3. 進捗・横展開➔4. 主体的テスト
11. 要件定義への利用部門参画と優先順位決定
要件・優先順位要望の丸呑み・丸投げを防ぐ発注者主導のスコープ決定
利用部門の代表者が要件定義書作成に十分関与しているか、また予算・納期制約の中でプロジェクト全体の優先順位が検討・合意されているかを確かめる。
22. 開発着手後の仕様変更・追加要求の統制
変更採否ルール無秩序な追加要求を抑止する採用条件の明確化
設計開始後に利用部門から出される追加・変更要求に対して、どのような条件(法改正・業務停止リスク等)なら採用するかの基準を定め利用部門と合意しているかを確認する。
33. 委託先の進捗・品質報告の客観的検証と横展開
進捗・横展開ベンダ報告の鵜呑み排除と複数開発チーム間の類似不良共有
委託先からの進捗報告を発注者自身が成果物や課題管理表で裏付け確認しているか、また特定チームで判明した不具合の類似点検が他チームへ情報共有されているかを確かめる。
44. 発注者主体のシステムテスト・受入テスト体制
主体的テストベンダ任せにしないテスト計画と主体的な受入検証
ユーザ受入テスト(UAT)やシステムテストにおいて、発注者側のシステム部および利用部門が主体的にテストを実施・判定する役割分担と体制が確保されているかを検証する。
💡 午後I平成31年問2では「重要度の設定確認だけでなくプロジェクトとしての優先順位が検討されているか」「追加・変更要求の採用条件を利用部門と合意しているか」が出題されました。
概要と本質
情報システム部門の体制が十分でない企業がシステム開発を外部ベンダ(複数の委託先を含む)に委託する際、いわゆる「丸投げ」を防ぎ発注者責任が果たされているかを検証する監査です。要件優先順位の決定、利用部門の関与、委託先報告の客観的検証、委託先間の調整、要件変更ルールの合意などが監査要点となります。
重要ポイント・コア概念
- 発注者(ユーザ企業)による主体的な意思決定:要件の優先順位付け、利用部門代表者の要件定義参画、および開発着手後の追加・変更要求の採否基準の合意
- 委託先管理と複数ベンダ統制:委託先の自己申告進捗を成果物等で発注者自身が検証する体制、複数委託先間の課題共有(類似不良点検の横展開)、および工程間でベンダが変わる場合の引継ぎ期間確保
- 定量的効果・監査目標例:外部委託プロジェクト監査により発注者PMの兼務負担軽減と週次成果物検証・ベンダ横断課題共有を導入し、結合テスト工程での重大手戻りをゼロ化
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(平成31年問2、平成28年問3、令和3年問3等)の定番テーマです。「委託先の進捗報告を鵜呑みにせず成果物で裏付ける」「複数ベンダ間の調整と引継ぎ期間確保」を記述します。
小論文で使える実践フレーズ・キーワード(クリックでコピー)
関連する重要用語
この用語が出題された過去問を解く(1分演習)
即時アウトプットで定着システム監査技術者 過去問演習で実践力を鍛える
