経営戦略・事業戦略
午前II午後I午後II論文
バリューチェーン
Value Chain / ばりゅーちぇーん
企業の諸活動を「主活動」と「支援活動」に分類し、どの活動で付加価値とコストが生じるかを分析する手法。
3行要約(速習ポイント)
- 1購買物流から製造、出荷、販売、アフターサービスに至る価値連鎖を可視化する。
- 2各活動のコストドライバーと付加価値源泉を特定し、ボトルネック解消やIT導入ポイントを導出する。
- 3午後I・午後IIでは、バリューチェーン全体の最適化(SCM連携や部門間データ統合)の論述で必須。
概念・アーキテクチャ図解
支援活動と主活動が一体となって顧客価値を創出し、マージン(利潤)を極大化する
概要・背景・本質
マイケル・ポーターが提唱したバリューチェーン分析は、原材料の調達から顧客へのアフターサービスまでの一連の活動を分解し、最終的な企業のマージン(利潤)がどこで生み出されているかを解明します。ITは主活動各工程の自動化だけでなく、支援活動(調達・技術開発・人事・インフラ)との情報共有を促進して全体最適をもたらします。
コア概念と着眼点
- 主活動:購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービス(アフターケア)
- 支援活動:全般管理(インフラ)、人事・労務管理、技術開発、調達活動
- 企業単体のバリューチェーンから、取引先・顧客を含めた「バリューシステム」全体の最適化へ発展
- ITストラテジストは、部門最適のサイロ化を打破し、連鎖全体のリードタイム短縮と付加価値増大を図る。
ITストラテジスト試験(午後I記述・午後II論文)での論述ポイント
午後Iの設問で「自社の業務プロセス上の課題」を問われた際、どの活動(製造なのか販売なのか)に課題があるかをバリューチェーンの用語を用いて的確に指摘する。午後IIでは、特定部門の改善に留まらず、前後の活動への波及効果まで言及すると高得点(A判定)に繋がる。
小論文で使える実践フレーズ・キーワード
理解を深める推薦副読本
この用語の背景理論・実務動向を深く理解し、午後II小論文の説得力を劇的に高める必読書
ISBN: 4478371520
👑 経営戦略の世界的金字塔
[新訂]競争の戦略
マイケル・E・ポーター 著 / 土岐 坤 ほか訳 / ダイヤモンド社
5つの競争要因(ファイブフォース)の原典コストリーダーシップ・差別化・集中の3大基本戦略業界構造分析と持続的競争優位の構築理論
なぜこの用語の理解に役立つのか
主活動5段階と支援活動4段階の連鎖から、どの活動で付加価値を生み、どの活動をITで効率化すべきかの原典理論を学べます。
午後II小論文(ST論文)への応用・加点ポイント
自社のどのコア活動にIT投資を集中投下して競争優位(差別化・低コスト)を築いたかを論理整合性高く記述する際に役立ちます。
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