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IT戦略・ITガバナンス・投資評価 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2

BPR(業務プロセス再設計)

びーぴーあーる / Business Process Reengineering (BPR)
既存の業務手順や組織構造をゼロベースで根本から見直し、コスト・品質・スピードを抜本的に革新する手法。

3行速習ポイント

  • マイケル・ハマーらが提唱した「現状の業務の延長線上での改善(カイゼン)を否定する」劇的改革アプローチ。
  • 既存の悪しき慣習をそのままIT化(現状業務のシステム化)する愚行を厳しく戒める。
  • ITストラテジストは、新ITの導入に先立ち、不要な承認フローや帳票を徹底廃止するBPRを主導する。

図解

図カイゼン(漸進的改善) vs BPR(抜本的再設計)方式・特性の対比
改革の深さとアプローチの根本的な違い
⚖️ 対比軸:[延長線上の改善]従来のカイゼン(改善)VS[抜本的革新]BPR(プロセス再設計)
従来のカイゼン(改善)延長線上の改善
ボトムアップ・漸進的
現行の組織・業務プロセスを前提とし、無駄な動きやミスを現場主導で少しずつ削減(5〜10%の改善)。
BPR(プロセス再設計)抜本的革新
トップダウン・非連続的
白紙からプロセスを設計し直し、部門サイロを解体。ITを前提にリードタイム半減や人員半減等の劇的成果を実現。
💡 午後I・午後IIでは「現行業務のそのままシステム化」を厳に退け、不要な承認階層や部門間の壁を撤廃してパッケージ標準に業務を合わせるBPRを論じる。

概要と本質

BPRは、単なる手作業の電子化や部分最適化ではなく、「そもそもこの業務は必要なのか?顧客価値に貢献しているか?」というゼロベースの問いから始まります。部門をまたぐエンドツーエンドの業務プロセス(受注から納品、請求まで)を再統合し、ITの最新能力を前提とした新しい仕事のやり方を再構築します。

重要ポイント・コア概念

  • 4大キーワード:根本的(Fundamental)、抜本的(Radical)、劇的(Dramatic)、プロセス(Process)
  • 現状業務のそのままシステム化(Cow-path Automation)の回避:無駄な業務を高速化しても無駄は無駄
  • 部門の壁の打破:機能別組織のサイロを解体し、顧客目線のプロセス中心組織へ再編成
  • 強力なリーダーシップ:現場の既権益や変化への抵抗を打破するため、トップダウンの推進体制が不可欠

試験対策・午後II論文での活用法

午後I・午後IIの不変の王道テーマ。問題文で『現場から従来の帳票や複雑な承認ルートを残してほしいと要望された』という状況に対し、ITストラテジストとしてどう対処したかを問われる。『業務の統廃合や承認不要化を推進し、パッケージの標準機能に業務を合わせるBPRを断行した』と論述するのが合格の定石。

小論文で使える実践フレーズ・キーワード(クリックでコピー)

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既存の業務プロセスをゼロベースで見直すBPRにおいて、現場の強い抵抗を乗り越え変革を推進するチェンジマネジメントを学べます。

午後II小論文(ST論文)・午後I記述への応用ポイント

「IT化の前にまず業務プロセスそのものをどう抜本改革したか」というITストラテジスト最重要の論点を説得的に展開できます。

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