企画・開発・移行プロジェクト監査 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
基幹システム再構築・オープン化計画の監査
きかんしすてむさいこうちくおーぷんかけいかくのかんさ / Legacy System Rebuilding and Modernization Audit
長年保守を繰り返してブラックボックス化したレガシーシステムをオープン系環境やクラウドへ再構築・移行するプロジェクトの企画・計画段階における監査です。
3行速習ポイント
- 長年保守を繰り返してブラックボックス化したレガシーシステムをオープン系環境やクラウドへ再構築・移行するプロジェクトの企画・計画段階における監査です。
- 設計書の陳腐化、未使用機能の放置、自動変換ツールの過信、非機能要件の検討漏れによる納期遅延・コスト超過リスクを検証します。
- 試験対策:午後I(令和3年問2・問3、平成31年問3等)の頻出テーマであり、「現行仕様の棚卸・未使用機能の除外」「変換ツールのトライアル範囲」「非機能要件の検討」が問われます。
図解
図レガシー基幹システム再構築(モダナイゼーション)計画監査の4大着眼点構成要素・基本原則
ブラックボックス化・仕様不整合・性能障害を未然に防ぐ監査ポイント🏛 レガシー基幹システム再構築(モダナイゼーション)計画監査の4大着眼点(中核を構成する 4 つの柱)
スコープ適正化
1. 未使用機能の除外と業務要件の明確化
不要資産の棚卸による開発・テスト規模の適正化
稼働ログや利用部門ヒアリングにより長期間使われていない画面・帳票・機能を洗い出し、再構築対象範囲から除外する検討が行われているかを確かめる。
仕様可視化
2. 陳腐化した設計書の最新化・仕様復元
ブラックボックス解消と現新比較テストの解析迅速化
長年の保守でソースコードと乖離した設計書を整理・最新化する計画があるか、現行仕様を熟知する要員やテスト基準が確保されているかを検証する。
変換・UI検証
3. 自動変換ツール検証とプロトタイプ確認
トライアル対象の妥当性と利用部門による早期操作性確認
プログラム変換ツールの事前検証(トライアル)範囲が狭すぎたり偏っていないか、また画面変更時に設計工程で利用部門がプロトタイプ等で操作性を確認しているかを確かめる。
非機能要件
4. 新基盤における非機能要件の実現性検討
性能・可用性・バックアップ・セキュリティ方式の再設計
オープン化やクラウド移行に伴い、オンライン応答性能、バッチ処理時間、障害復旧(リカバリ)方式などの非機能要件が十分に検討されているかを確かめる。
💡 午後I平成31年問3や令和3年問2では「設計書が最新でないため現新比較テストで不一致原因の解析に時間を要するリスク」や「非機能要件の検討漏れ」が出題されています。
概要と本質
長年保守を繰り返してブラックボックス化したレガシーシステムをオープン系環境やクラウドへ再構築・移行するプロジェクトの企画・計画段階における監査です。設計書の陳腐化、未使用機能の放置、自動変換ツールの過信、非機能要件の検討漏れによる納期遅延・コスト超過リスクを検証します。
重要ポイント・コア概念
- 現行資産の棚卸とスコープ適正化:未使用の画面・帳票・バッチ機能を特定して再構築対象から除外しているか、および陳腐化した設計書を最新仕様へ整備する計画があるかの確認
- 再構築方式の評価と非機能要件:ストレートコンバージョン(自動変換ツール)の事前検証範囲に偏りがないか、および基盤変更に伴うバックアップ・性能・セキュリティ等の非機能要件が検討されているかの確認
- 定量的効果・監査目標例:再構築計画監査の勧告により未使用帳票・機能28%を移行対象から除外し、変換ツール事前検証と最新設計書復元を実施して現新比較テストの手戻り工数を50%削減
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(令和3年問2・問3、平成31年問3等)の頻出テーマであり、「現行仕様の棚卸・未使用機能の除外」「変換ツールのトライアル範囲」「非機能要件の検討」が問われます。
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