システム監査基準・倫理・独立性 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
システム監査規程(監査チャータ)
しすてむかんさきてい / System Audit Charter
組織内におけるシステム監査の目的、監査部門の権限と責任、独立性の確保、および被監査部門の協力義務を定めた最上位の社内規程です。
3行速習ポイント
- 組織内におけるシステム監査の目的、監査部門の権限と責任、独立性の確保、および被監査部門の協力義務を定めた最上位の社内規程です。
- 監査人が任意の記録・ログ・契約書を閲覧し、関係部署へヒアリングを実施できる「アクセス権」の根拠となります。
- 試験対策:午後I・午後IIにおいて、被監査部門やグループ子会社・外部委託先に対する資料提出要求や立入調査を行う権限根拠として記述します。
図解
図システム監査規程(監査チャータ)に規定すべき4大基本条項構成要素・基本原則
実効性のあるシステム監査を支える制度的裏付け🏛 システム監査規程(監査チャータ)に規定すべき4大基本条項(中核を構成する 4 つの柱)
目的・範囲
監査の目的と適用範囲
全社情報システム・外部委託・グループ会社への適用明記
経営目標の達成とITリスク統制に寄与するという監査目的を掲げ、オンプレミスだけでなくクラウド・SaaS・子会社システムも対象に含める。
独立・権限
監査人の独立性と権限
資料閲覧権・ヒアリング権・システム検証権の付与
監査遂行に必要なあらゆる文書・データ・ログへのアクセス権と、重要な会議体への陪席権を監査人に付与し、不当な干渉を排除する。
守秘・倫理
監査人の義務と職業倫理
守秘義務・正当な注意義務・客観的証拠に基づく判断
監査を通じて知り得た営業秘密や個人情報の厳格な守秘義務と、専門職としての善管注意義務を監査人に課す。
協力・是正
被監査部門の義務と改善対応
調査協力義務および指摘事項に対する改善計画提出義務
正当な理由なく資料提出や質問を拒否できないこと、および監査報告書の改善勧告に対して期限付き改善計画を策定・報告する義務を定める。
💡 午後試験で「事業部門がシャドーITやローコード開発ツールの情報提出に非協力的」な場面では、監査規程に基づく権限行使と経営層へのエスカレーションが鍵となります。
概要と本質
組織内におけるシステム監査の目的、監査部門の権限と責任、独立性の確保、および被監査部門の協力義務を定めた最上位の社内規程です。監査人が任意の記録・ログ・契約書を閲覧し、関係部署へヒアリングを実施できる「アクセス権」の根拠となります。
重要ポイント・コア概念
- 取締役会等の最高意思決定機関による承認と、監査部門の組織上の独立性・職務権限の明文化
- 監査対象の全システム・全記録へのアクセス権限(資料閲覧権・質問権・立入調査権)と被監査部門の受忍・回答義務の規定
- 定量的効果・監査目標例:監査規程の改定によりクラウド管理コンソールおよび委託先月次報告書への直接閲覧権限を明記し、証拠収集リードタイムを平均10日から2日に短縮
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I・午後IIにおいて、被監査部門やグループ子会社・外部委託先に対する資料提出要求や立入調査を行う権限根拠として記述します。
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