エンタープライズアーキテクチャ・システム企画 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
RFI / RFP
あーるえふあい / あーるえふぴー / Request for Information / Request for Proposal
ベンダー選定において、技術・市場動向を情報収集する「RFI(情報提供依頼書)」と、具体的な提案・見積もりを求める「RFP(提案依頼書)」。
3行速習ポイント
- RFIでベンダー各社の技術力や概算費用感を把握し、要件を固めた上でRFPを発行してコンペを実施する。
- RFPには「システム化の背景・目的」「業務要件」「機能・非機能要件」「契約条件」「評価基準」を明記する。
- ITストラテジストは、ベンダーから質の高い提案を引き出し、客観的・公平な評価スコアで最適パートナーを選定する。
図解
図IT調達プロセス(RFIからRFP・選定までの流れ)プロセス・手順フロー
情報収集から公平なコンペによる最適選定へ▶ 進行順序:1. 調査➔2. 仕様提示➔3. 評価➔4. 契約合意
11. RFI(情報提供依頼)
調査広く情報収集
RFP策定に先立ち、複数の候補ベンダーに対して最新技術トレンド、類似業種での導入実績、パッケージの標準機能範囲、概算費用と期間感を広く情報照会する。
22. RFP(提案依頼書)作成
仕様提示要件・評価基準の確立
自社の経営課題、目指すTo-Be業務要件、非機能要件グレード目標、移行・契約条件、および提案書の客観的な評価配点基準を明記した提案依頼書を正式交付する。
33. 提案コンペ & プレゼン
評価公平な審査の実施
各ベンダーからの提案書と見積書を受領し、質疑応答の公平な全社共有を経た上で、業務部門とIT部門の合同評価委員会が事前定義した配点表に基づき厳正に審査する。
44. ベンダー選定 & 契約
契約合意最適パートナーの決定
コストだけでなく「標準機能での業務適合提案力」や推進体制の総合得点で最適パートナーを選定し、SLAや責任分界点を盛り込んだ契約を締結してプロジェクトを発足する。
💡 午後I・午後IIの調達では、RFIで技術選択肢を広く把握した上で、RFPにTo-Be業務要件・非機能目標・客観的な提案評価配点表を明記して最適ベンダーを選定する。
概要と本質
IT調達において、曖昧な要求のまま見積もりを取ると、ベンダー側の前提条件の解釈違いで予算超過や訴訟問題に発展します。まずRFIで市場のソリューションや相場感を情報収集(一次スクリーニング)し、自社の要求仕様を凝縮したRFPを提示して競合提案(コンペティション)させることで、最適なQCDを引き出します。
重要ポイント・コア概念
- RFI(Request for Information):何ができるか、実績はあるか、概算費用感を広く情報収集
- RFP(Request for Proposal):具体的な要件、スケジュール、予算上限、前提条件を提示し正式提案を要求
- 客観的評価基準の事前策定:機能適合度(40点)、技術力(20点)、体制(20点)、コスト(20点)等の配点シートを策定
- ベンダー公平性の担保:質疑応答の内容を全提案ベンダーに漏れなく一斉共有
試験対策・午後II論文での活用法
午前II・午後I・午後IIすべてで最頻出!午前IIではRFIとRFPの順序と目的の違いが問われる。午後II論文では『自社の業務改革ビジョンをRFPに明記し、提案評価基準に「業務標準化への提案力」を組み込んだことで、不要な独自開発を排した優れたパッケージ提案を選定できた』と書くのが王道。
小論文で使える実践フレーズ・キーワード(クリックでコピー)
関連する重要用語
この用語が出題された過去問を解く(1分演習)
即時アウトプットで定着ITストラテジスト 過去問演習で実践力を鍛える
