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IT戦略・ITガバナンス・投資評価 重要度:★★出題: AM2・PM1

BA(ビジネスアーキテクチャ)

びじねすあーきてくちゃ / Business Architecture (BA)
EAの最上位層であり、企業の経営戦略や目標を達成するために必要な「業務プロセスと組織構造」を体系化した構造図。

3行速習ポイント

  • システム化の前に、現行の業務手順や組織の役割分担を整理・標準化する。
  • 機能構成図、業務説明書、機能情報関連図(DMM/DFD)などの成果物を作成する。
  • ITストラテジストは、BAの策定を通じて業務の重複やボトルネックを発見し、BPRの道筋を立てる。

図解

図BA(ビジネスアーキテクチャ)策定のステッププロセス・手順フロー
業務機能の階層分解と関連図の作成
▶ 進行順序:1. Step 1➔2. Step 2➔3. Step 3➔4. Step 4
1全社業務機能の洗い出し
Step 1
大分類・中分類
調達・製造・物流・販売・アフターサービス・管理などの全社業務機能を大分類から中分類・小分類へと漏れなく階層的に棚卸しする。
2業務説明書の作成
Step 2
タスク・ルールの明文化
各業務機能について、入力情報、処理手順・ビジネスルール、出力成果物、主管部署および関連システムを業務説明書として明文化する。
3機能情報関連図 (DMM)
Step 3
業務と情報のマトリクス
縦軸に業務機能、横軸にデータ分類をとった機能情報関連図(DMM)を作成し、データの発生源(Create)と参照関係(Read)を可視化する。
4To-Be業務モデルの完成
Step 4
理想プロセスの合意
部門間の重複作業や紙・二重入力のムダを排除した理想の業務モデル(To-Be)を合意し、データ(DA)・アプリ(AA)設計のインプットとする。
💡 午前IIではDMMやDFD等の成果物が頻出。午後IIではシステム設計前に全社業務の重複やサイロ化をBAとして可視化し、To-Be業務フローを合意する。

概要と本質

BAは、ITシステムそのものではなく「企業がどのような業務活動を行い、どのように価値を創出しているか」をモデル化するEAの第1層です。業務が標準化されていないままシステムを開発しても混乱を招くだけであるため、まずBAによって業務の粒度、インプット/アウトプット、担当部署の責任を整流化します。

重要ポイント・コア概念

  • DMM(Disaster Management Matrix / Domain Matrix Model):業務機能と取り扱う情報のマトリクス
  • DFD(Data Flow Diagram):業務プロセス間のデータの流れと蓄積を可視化
  • 業務機能の階層化:大分類(調達・生産・販売)から中分類、詳細タスクへ段階的ブレークダウン
  • To-Be業務モデル:新システム導入後の理想的な業務フローを事前に定義

試験対策・午後II論文での活用法

午前IIで「EAの各層と成果物の対応関係」が出題される。『機能情報関連図(DMM)』『業務説明書』『業務機能階層図』が来たら迷わずBAを選ぶこと。

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