暗号技術・PKI・認証基盤 重要度:★★★出題: AM2・PM1

SAML 2.0 (Security Assertion Markup Language)

さむるにーてんぜろ / Security Assertion Markup Language 2.0
異なるセキュリティドメイン間で認証・属性情報を安全に交換するためのXMLベースのフェデレーション標準規格。

3行速習ポイント

  • IdP(Identity Provider)が利用者認証を行い、SP(Service Provider)へSAMLアサーションを発行
  • アサーションにはIdPの電子署名が付与され、改ざん防止と送信元真正性を担保
  • 企業内Active Directory/Entra IDとクラウドSaaS間のシングルサインオン(SSO)のデファクトスタンダード

図解

図SP Initiated SAML 2.0 認証シーケンスフロー
11. SPアクセス
要求
未認証ユーザがSPへアクセス
22. SAML Request
リダイレクト
SPがAuthnRequestを発行しIdPへリダイレクト
33. IdP認証
認証
IdPが利用者をMFAで本人確認
44. SAML Response
認可
署名付きアサーションをSPへ送信
💡 SPはパスワードを保持せず、IdPが発行したSAMLアサーション(XML)の「IdPデジタル署名」を検証することで利用者の本人確認と属性連携(SSO)を完了する

概要と本質

SAML(サムル)は、Webブラウザを介してIdP(認証プロバイダ)とSP(クラウドサービス等)が連携し、パスワードを直接SPに渡すことなくシングルサインオン(SSO)を実現するプロトコルです。ブラウザのリダイレクトやPOSTバインディングを用いて認証アサーションを送受信します。

重要ポイント・コア概念

  • IdP(Identity Provider):認証を実行し、認証成功の「アサーション」を発行するサーバ
  • SP(Service Provider):IdPが発行したアサーションを検証し、サービス利用を認可するサーバ
  • 署名検証:IdPの公開鍵証明書を用いてSP側でアサーション署名を検証し、なりすましを排除

午後記述・情報セキュリティ対策での攻略ポイント

午前IIの問2および午後試験での出題頻度が非常に高く、SP Initiated SSOとIdP Initiated SSOの通信シーケンス(SAML Request / SAML Response)やXML署名の役割が問われます。

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