ステークホルダ・コミュニケーション 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
RACIマトリクス(責任分担マトリクス)
らしーまとりくす / RACI Matrix (RAM)
各作業や意思決定に対するステークホルダの関与度合いを「実行責任(R:Responsible)」「説明責任(A:Accountable)」「助言・協議先(C:Consulted)」「報告先(I:Informed)」の4役割で定義する表です。
3行速習ポイント
- 各作業や意思決定に対するステークホルダの関与度合いを「実行責任(R:Responsible)」「説明責任(A:Accountable)」「助言・協議先(C:Consulted)」「報告先(I:Informed)」の4役割で定義する表です。
- 最終的な結果責任・承認権限を持つ「説明責任者(A)」を各タスクにつき必ず1名のみに定めることで、部門間やベンダー間の責任の空白・押し付け合いを根絶します。
- 試験対策:午前IIで4役割の定義や「Aは1タスクにつき1名」の原則が毎年のように出題されるほか、午後I・午後IIのマルチベンダー管理や利用部門巻き込みで役割分担を明確化する最強のツールです。
図解
図RACIマトリクスにおける4つの責任・関与役割定義構成要素・基本原則
1タスクにつき説明責任者(A)を必ず1名に限定する責任分担原則🏛 RACIマトリクスにおける4つの責任・関与役割定義(中核を構成する 4 つの柱)
Doing / 複数可
R:実行責任 (Responsible)
実作業を遂行し成果物を完成させる役割
設計書作成やテスト実施などのタスクを実際に担当します。1つのタスクに対して複数の担当者・ベンダーへRを割り当てることが可能です。
Approving / 1名限定
A:説明責任 (Accountable)
最終的な結果責任と承認権を持つ唯一の責任者
成果物の最終承認・意思決定を行い、結果に対する全責任を負います。責任の所在を明確にするため、1タスクにつき必ず1名のみ設定します。
2-Way / 事前協議
C:協力を仰ぐ (Consulted)
意思決定や作業前に助言・知見を提供する有識者
法務・セキュリティ部門や業務有識者など、タスク完了前に双方向コミュニケーションで意見聴取・合意形成を行う対象者です。
1-Way / 事後通知
I:報告先 (Informed)
決定事項や進捗結果の通知を受ける関係者
タスクの進捗や決定された仕様について、事後に一方向の連絡(メールやポータル共有)を受け取る関係部門です。
💡 縦軸(WBSタスク)×横軸(組織・役割)の空白やAの重複・欠落を検査する観点で午前II・午後ともに頻出
概要と本質
各作業や意思決定に対するステークホルダの関与度合いを「実行責任(R:Responsible)」「説明責任(A:Accountable)」「助言・協議先(C:Consulted)」「報告先(I:Informed)」の4役割で定義する表です。最終的な結果責任・承認権限を持つ「説明責任者(A)」を各タスクにつき必ず1名のみに定めることで、部門間やベンダー間の責任の空白・押し付け合いを根絶します。
重要ポイント・コア概念
- 実行責任(R:実作業の遂行・複数名可)と説明責任(A:最終結果責任・承認権限を持ち1タスクにつき必ず1名のみ)の厳格な区分
- 事前の双方向協議先(C:Consulted)と事後の一方向通知先(I:Informed)の整理による承認滞留・連絡漏れの防止
- 定量的効果例:発注者3部門とベンダー2社の全65タスクに対するRACIマトリクスを合意し、仕様承認のたらい回しを解消して意思決定リードタイムを5日から1日へ短縮
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIで毎年のように出題されるほか、午後I・午後IIのマルチベンダー管理やユーザー部門巻き込みにおいて役割分担を明確化する最強のツールです。
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