ステークホルダ・コミュニケーション 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
権力・関心グリッド(ステークホルダ分析マトリクス)
けんりょくかんしんぐりっど / Power / Interest Grid & Salience Model
ステークホルダを「権限・影響力の大きさ(Power)」と「プロジェクトへの関心度(Interest)」の2軸4象限に分類し、関与戦略(重点管理・満足維持・情報提供・監視)を決定する手法です。
3行速習ポイント
- ステークホルダを「権限・影響力の大きさ(Power)」と「プロジェクトへの関心度(Interest)」の2軸4象限に分類し、関与戦略(重点管理・満足維持・情報提供・監視)を決定する手法です。
- また、権力(Power)・正当性(Legitimacy)・緊急性(Urgency)の3つの輪の重なりで優先度を判定する「セイリエンスモデル(顕著性モデル)」も併用されます。
- 試験対策:午前IIの頻出知識であり、午後IIの設問ア・イで「多数の関係部門の中からなぜ特定のステークホルダを重点調整対象として位置づけたか」の根拠になります。
図解
図権力・関心グリッド(Power / Interest Grid)の4象限関与戦略2軸×4象限マトリクス
権限・影響力(縦軸)とプロジェクトへの関心度(横軸)による対応区分↕【縦軸】権限・影響力 (Power):上段: 権力:高↔下段: 権力:低
↔【横軸】プロジェクトへの関心度 (Interest):左列: 関心:低──▶右列: 関心:高
【左上・象限1】満足維持 (Keep Satisfied)
左上:要所で事前合意権力:高 × 関心:低(財務役員・法務部門長など)
細かい日常報告で煩わせず、予算・コンプライアンス等の重要マイルストーンで確実に事前説明と合意を行い、不満や懸念を生じさせないよう管理します。
【右上・象限2】重点管理 (Manage Closely)
右上:最優先で緊密連携権力:高 × 関心:高(スポンサ・主要利用部門長)
プロジェクトの成否を握る最重要キーパーソンです。緊密な双方向対話と定例報告を重ね、意思決定や部門間調整へ深く関与してもらいます。
【左下・象限3】監視 (Monitor)
左下:最小労力で注視権力:低 × 関心:低(間接的な周辺部門など)
過度なコミュニケーション負荷をかけず最小限の労力で状況をモニタリングし、スコープ変更等で関心や影響力が変化しないか注視します。
【右下・象限4】情報提供 (Keep Informed)
右下:丁寧な情報共有権力:低 × 関心:高(現場実務担当者・エンドユーザー)
決定権は小さくとも新システムへの関心が高い現場層です。ニュースレターや説明会・デモを通じて丁寧な情報提供を行い、現場の支持を広げます。
💡 「権力:高×関心:低(左上)」の役員層を放置すると終盤の覆しリスクになるため『満足維持』で要所合意を取る
概要と本質
ステークホルダを「権限・影響力の大きさ(Power)」と「プロジェクトへの関心度(Interest)」の2軸4象限に分類し、関与戦略(重点管理・満足維持・情報提供・監視)を決定する手法です。また、権力(Power)・正当性(Legitimacy)・緊急性(Urgency)の3つの輪の重なりで優先度を判定する「セイリエンスモデル(顕著性モデル)」も併用されます。
重要ポイント・コア概念
- 権力(Power)×関心(Interest)の4象限分類に基づく関与戦略(重点管理・満足維持・情報提供・監視)の最適化
- 権力・正当性・緊急性の3要素の重なりで優先度を評価するセイリエンスモデル(顕著性モデル)の活用
- 定量的効果例:権力が高く関心も高い経営企画部長と業務部門長を『重点管理』象限に定義して隔週の個別合意形成を実施し、要件定義の差し戻しをゼロ化
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIの頻出知識であり、午後IIの設問ア・イで「多数の関係部門の中からなぜ特定のステークホルダを重点調整対象として位置づけたか」の根拠になります。
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