統合マネジメント・スコープ管理 重要度:★★出題: AM2・PM1・PM2
構成管理(コンフィギュレーションマネジメント)とベースライン
こうせいかんりとべーすらいん / Configuration Management & Baseline Control
仕様書、設計書、ソースコード、テストケースなどの構成品目(CI)のバージョンと相互関係を識別・追跡し、承認されたベースラインとの整合性を維持する管理活動です。
3行速習ポイント
- 仕様書、設計書、ソースコード、テストケースなどの構成品目(CI)のバージョンと相互関係を識別・追跡し、承認されたベースラインとの整合性を維持する管理活動です。
- 構成識別、構成統制、構成状況の記録、構成監査の4活動を通じて、「古い版の設計書に基づいて実装・テストしてしまう事故」を防ぎます。
- 試験対策:午前IIの知識問題および午後I・午後IIの派生開発・マルチベンダー開発における成果物の版管理・トレーサビリティ確保策として活用します。
図解
図構成管理(コンフィギュレーションマネジメント)の4大機能構成要素・基本原則
構成品目(CI)の識別から監査までベースラインの一貫性を守る柱🏛 構成管理(コンフィギュレーションマネジメント)の4大機能(中核を構成する 4 つの柱)
1. 識別
構成識別(Identification)
管理対象となる構成品目(CI)と採番・階層ルールの定義
要件定義書、外部設計書、API仕様書、ソースコード、テストデータ等を構成品目として特定し、一意のIDと版番号ルールを付与する。
2. 統制
構成統制(Control)
承認済み変更のみのベースライン反映とチェックイン制御
CCBで承認された変更要求(CR)に紐付かない無断修正を禁止し、ブランチ戦略とマージ承認によって正規ベースラインを保護する。
3. 記録
構成状況の記録(Status Accounting)
最新版ステータスと変更履歴・トレーサビリティの追跡
どの構成品目がどのバージョンにあり、いつ誰がどの変更要求に基づいて改定したかの履歴と相互参照関係(RTM)を記録・可視化する。
4. 監査
構成監査(Audit)
成果物間の物理的・機能的整合性と網羅性の検証
リリースやフェーズ移行前に、承認された設計書通りのソースコードとテスト結果が揃っているか、未反映の変更がないかを監査する。
💡 変更管理(CCBによる変更採否の意思決定)と構成管理(承認された変更を全成果物の正しいバージョンへ漏れなく反映・追跡する実務)をセットで論述すると体系的です。
概要と本質
仕様書、設計書、ソースコード、テストケースなどの構成品目(CI)のバージョンと相互関係を識別・追跡し、承認されたベースラインとの整合性を維持する管理活動です。構成識別、構成統制、構成状況の記録、構成監査の4活動を通じて、「古い版の設計書に基づいて実装・テストしてしまう事故」を防ぎます。
重要ポイント・コア概念
- 構成識別・構成統制・構成状況の記録・構成監査の4活動により、要件定義書・設計書・ソースコード・テスト仕様書(構成品目:CI)の版と整合性を厳格に管理
- 双方向トレーサビリティマトリクスを整備し、仕様変更発生時にどの設計書・プログラム・テストケースを修正すべきかの影響範囲を漏れなく特定
- 定量的効果例:設計書・ソースコード・テスト仕様書の構成品目をリポジトリで一元紐付け管理し、仕様変更時の反映漏れによる結合テストバグを75%削減
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIの知識問題および午後I・午後IIの派生開発・マルチベンダー開発における成果物の版管理・トレーサビリティ確保策として有効です。
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