統合マネジメント・スコープ管理 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
変更管理委員会(CCB)
へんこうかんりいいんかい / Change Control Board (CCB)
プロジェクトのベースライン(スコープ・納期・コスト)に対する変更要求を審査し、承認・却下・保留を決定する公式機関です。
3行速習ポイント
- プロジェクトのベースライン(スコープ・納期・コスト)に対する変更要求を審査し、承認・却下・保留を決定する公式機関です。
- 変更要求がQCDおよびリスクに与える影響を定量的に評価し、無秩序な仕様膨張(スコープクリープ)を防ぐ統制ゲートとして機能します。
- 試験対策:午後II小論文では、顧客からの追加要望に対してQCDへの影響度を試算してCCBに諮り、優先度の低い機能の次期フェーズ先送りや追加予算確保を合意形成したプロセスを論述します。
図解
図統合変更管理と変更管理委員会(CCB)の審査プロセスプロセス・手順フロー
変更要求(CR)の起票からベースライン更新までの4段階ゲート▶ 進行順序:1. Step 1: 起票➔2. Step 2: 影響評価➔3. Step 3: CCB審査➔4. Step 4: 反映
1変更要求(CR)の起票・受付
Step 1: 起票口頭指示を排除し変更管理台帳へ一元登録
仕様追加・欠陥修正・予防処置などの要求背景と要求元を明記し、変更管理台帳へ正式エントリーする。
2QCD・リスクへの影響度分析
Step 2: 影響評価PMと有識者による多面的なトレードオフ試算
追加コスト、クリティカルパスへの遅延影響、他モジュールへの波及リスク、および複数代替案を定量的に試算する。
3CCBによる審査・採否裁定
Step 3: CCB審査費用対効果と優先度に基づく公式意思決定
ビジネス価値と予備費・納期影響を天秤にかけ、「承認(追加予算・期間付与)」「次期開発へ保留」「却下」を裁定する。
4ベースライン更新と関係者周知
Step 4: 反映WBS・日程・予算の改定と構成品目の同期
承認された変更のみをスコープ・スケジュール・コストベースラインへ反映し、関連チームへ通知して実装へ移す。
💡 午後I・午後IIでは「追加要求を無条件に断るのではなく、影響分析結果と代替案(段階リリース案等)を揃えてCCBへ付議し合意形成した」と記述するのが鉄則です。
概要と本質
プロジェクトのベースライン(スコープ・納期・コスト)に対する変更要求を審査し、承認・却下・保留を決定する公式機関です。変更要求がQCDおよびリスクに与える影響を定量的に評価し、無秩序な仕様膨張(スコープクリープ)を防ぐ統制ゲートとして機能します。
重要ポイント・コア概念
- すべての変更要求(CR)を書面で一元管理し、スコープ・納期・コスト・品質・リスクへの影響を定量評価する統合変更管理プロセス
- PM単独では判断できないベースライン変更について、スポンサや顧客責任者を含むCCBで承認・却下・保留を公式決定する統制機能
- 定量的効果例:開発途中の仕様変更要求23件をCCBで一元審査し、必須変更8件への絞り込みと追加予算確保により納期遵守率100%を達成
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後II小論文では、顧客からの追加要望に対して影響度を試算してCCBに諮り、優先度の低い機能の次期フェーズ先送りや追加予算確保を合意形成したプロセスを論述します。
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