レイヤ3ルーティング・WAN・IPv6 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
OSPF(Open Shortest Path First)
おーえすぴーえふ / Open Shortest Path First
リンク状態型(Link-State)アルゴリズムを用い、LSAを交換してLSDBを構築しダイクストラ法で最短経路を計算するIGP。
3行速習ポイント
- ルータ間でLSA(Link State Advertisement)をフラッディングし同一エリア内のLSDBを一致させる
- バックボーンエリア(エリア0)を中心にABRでエリア分割し、経路集約によりルーティングテーブルを削減
- 午後I・午後IIではコスト変更による迂回制御、DR/BDR選出、スタブエリア設計が頻出
図解
図OSPF 経路計算・階層化アーキテクチャ
Step 1
Hello / ネイバー確立
隣接関係の維持とDR/BDR選出
↕
Step 2
LSA交換 / LSDB同期
エリア内の全ルータでトポロジ情報を一致
↕
Step 3
SPF(ダイクストラ法)計算
最小コスト経路をルーティングテーブルへ登録
概要と本質
OSPFは企業内ネットワーク(AS内部)で最も広く使われるリンクステート型ルーティングプロトコルです。各ルータは隣接ルータ(ネイバー)とHelloパケットで死活監視を行い、DR(指定ルータ)を介してLSAを交換してLSDBを同期し、SPF(ダイクストラ)アルゴリズムで最短パスツリーを算出します。
重要ポイント・コア概念
- エリア0(バックボーンエリア)とABR(エリアボーダルータ)、ASBR(AS境界ルータ)の役割分担
- インタフェースのコスト値(通常は帯域幅に反比例)の合計が最小となる経路を選択(同値ならECMP負荷分散)
- メンテナンス時の通信迂回では対象経路のOSPFコストを65535等の十分大きな値に変更して切り替える
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
午後試験の記述では「OSPFの経路情報が収束した状態」「ABRでエリア内の経路を集約しルーティングテーブルサイズを削減する」「コストの合計値を同じにして等コストマルチパス(ECMP)を構成する」といった定型表現がそのまま得点源になります。
午後記述で使える加点キーワード(クリックでコピー)
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