レイヤ3ルーティング・WAN・IPv6 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
BGP-4(Border Gateway Protocol)
びーじーぴーふぉー / Border Gateway Protocol version 4
AS(自律システム)間でパスベクトル型アルゴリズムにより経路情報(プレフィックスとパス属性)を交換するEGP。
3行速習ポイント
- TCPポート179番でBGPピアを確立し、OPEN・UPDATE・KEEPALIVE・NOTIFICATIONの4種メッセージで制御
- AS_PATH、LOCAL_PREF(大きい方を優先)、MED(小さい方を優先)等のパス属性で最適経路(ベストパス)を選択
- マルチホーミング、クラウド閉域網接続(AWS Direct Connect / ExpressRoute)、EVPNのコントロールプレーンで必須
図解
図BGP 主要パス属性による経路制御の比較
LOCAL_PREF(自ASからの出口制御)Outbound制御
同一AS内で共有・値が「大きい」経路を優先選択
MED(隣接ASからの入口制御)Inbound制御
隣接ASへ通知・値が「小さい」経路を優先選択
概要と本質
BGP-4はインターネット上のAS間(eBGP)および同一AS内(iBGP)で経路情報を交換するパスベクトル型ルーティングプロトコルです。AS_PATH属性に経由したAS番号を順次記録することでAS間のルーティングループを防止します。
重要ポイント・コア概念
- LOCAL_PREF(ローカルプリファレンス)はAS外へ出る(Outbound)経路選択に使われ、値が「大きい」方が優先される
- MED(Multi Exit Discriminator)は隣接ASから自ASへ入る(Inbound)経路の優先度を伝え、値が「小さい」方が優先される
- iBGPで学習した経路は他のiBGPピアへ再広告しない(スプリットホライズン)ため、フルメッシュまたはルートリフレクタ(RR)を用いる
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
午後問題では「LOCAL_PREFは大きい方を優先、MEDは小さい方を優先」「自分のAS番号が含まれるAS_PATHを受信した際に経路ループを検知して破棄する」「静的経路の方がBGP経路より優先度(AD値)が高い」という3大原則が繰り返し問われます。
午後記述で使える加点キーワード(クリックでコピー)
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