DX推進・先端技術・ビジネスモデル
午前II午後I午後II論文
重要度:
デジタルトランスフォーメーション(DX)
よみがな: でじたるとらんすふぉーめーしょん
英語名称・略称: Digital Transformation (DX)
1行要約(本質)
デジタル技術を活用して、製品・サービス・ビジネスモデルのみならず業務・組織・企業文化まで変革し競争優位を確立すること。
3つの重要ポイント
1
単なる手作業の電子化(デジタイゼーション)や個別プロセスのIT化(デジタライゼーション)にとどまらない全社的変革。
2
経済産業省のDX定義では「市場の激変に対応し、企業風土を根本から変革して競争上の優位性を確立すること」とされる。
3
ITストラテジスト試験(特に午後II論述)において、近年最も中心的な出題テーマとなっている。
構造・プロセスの図解
図デジタイゼーション ➔ デジタライゼーション ➔ DX の進化ステップ
局所的な効率化から全社・顧客価値の抜本変革へ11. デジタイゼーション
Digitization(データ化)
紙伝票のPDF化、OCR読取。アナログ情報のデジタルデータ化。
22. デジタライゼーション
Digitalization(プロセス化)
受発注ワークフロー、RPA導入。業務プロセスの自動化・効率化。
33. DX(変革)
Transformation(競争優位)
ビジネスモデル転換、新サービス創出、組織文化刷新による市場制覇。
概要・背景・本質
DXは、ツールを導入すること自体が目的ではありません。顧客視点での体験価値(UX)向上や新市場創出を目指し、レガシー化した企業体質・業務慣習・システム構造をアジャイルに自己変革し続ける組織能力(ダイナミック・ケイパビリティ)の獲得が本質です。
コア概念と着眼点
- デジタイゼーション(Digitization):アナログ情報のデジタルデータ化(ペーパーレス、OCR)
- デジタライゼーション(Digitalization):特定業務プロセスのデジタル化(RPA、オンライン申請)
- デジタルトランスフォーメーション(DX):ビジネスモデルと企業文化の抜本的変革による競争優位の獲得
- ITストラテジストの使命:経営層と現場をつなぎ、変革のビジョン策定とロードマップ推進を牽引する。
ITストラテジスト試験(午後I記述・午後II論文)での論述ポイント
午後II論文で『単なる社内業務の効率化』をDXと称して書くとC判定(不合格)になる。必ず『顧客への新たな価値提供』や『収益構造の転換(モノ売りからサービス化等)』、そして『それを支える組織文化・評価制度の変革』まで言及すること。