関数従属性・正規化理論 重要度:★★出題: AM2・PM1
ボイス・コッド正規形(BCNF)と第4正規形(4NF)
ぼいすこっどせいきけいとだいよんせいきけい / Boyce-Codd Normal Form (BCNF) & Fourth Normal Form (4NF)
すべての非自明な関数従属 X → Y の決定項 X がスーパーキーである正規形(BCNF)と、非自明な多値従属性を排除した正規形(4NF)。
3行速習ポイント
- 第3正規形であっても、複数の複合候補キーが重複属性を持ち「非キー属性 → 候補キーの一部」の関数従属があるとBCNF違反となる
- 独立した1対多の関連が1つの関係に同居すると「多値従属性(X →→ Y | Z)」が生じ、直積による冗長データが発生する
- 多値従属性を別関係へ分解して排除することで第4正規形(4NF)となる
図解
図ボイス・コッド正規形(BCNF)と第4正規形(4NF)
ボイス・コッド正規形(BCNF)関数従属の純化
すべての非自明な関数従属 X → Y の決定項 X がスーパーキー(主属性への従属も排除)
第4正規形(4NF)多値従属の排除
独立した複数の1対多属性による非自明な多値従属性(X →→ Y | Z)を別関係へ分解
概要と本質
午前IIの正規化理論問題で頻出の高度な正規形です。候補キーが1つしか存在しない関係であれば「第3正規形=ボイス・コッド正規形」となりますが、複合候補キーが複数あり属性がオーバーラップしている場合(例:{学生, 科目} → 教員 かつ 教員 → 科目)には、第3正規形であってもBCNFではないケースが生じます。
重要ポイント・コア概念
- BCNFの定義:すべての非自明な関数従属 X → Y において、決定項 X がスーパーキー(候補キーを含む属性集合)であること
- BCNFへの分解は常に無損失結合分解が可能だが、まれに関数従属性保存が成り立たなくなる場合がある
- 第4正規形(4NF):例えば「社員」に対して独立した複数値属性「保有資格」と「語学スキル」を1テーブルに入れると直積が生じるため、{社員, 保有資格} と {社員, 語学スキル} に分解する
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
午前IIで「第3正規形であるがボイス・コッド正規形でないものはどれか」と問われたら、候補キーの一部(主属性)が別の属性によって決定されるパターン({A, B}が候補キー、C → B が成立)を探せば即座に正解できます。
午後記述で使える加点キーワード(クリックでコピー)
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