システム監査基準・倫理・独立性 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
他の監査・評価結果の依拠(連携)
たのかんさひょうかけっかのいきょ / Reliance on Other Audits and Assessments
監査の効率性と実効性を高めるため、内部監査部門の業務監査、会計監査人(J-SOX)、ISMS審査、外部委託先のSOC報告書など他の監査・評価結果を活用することです。
3行速習ポイント
- 監査の効率性と実効性を高めるため、内部監査部門の業務監査、会計監査人(J-SOX)、ISMS審査、外部委託先のSOC報告書など他の監査・評価結果を活用することです。
- 無条件に依拠するのではなく、他の監査の目的・対象範囲・実施時期・実施者の独立性・検証手続の厳密性を確認した上で利用可能範囲を判断します。
- 試験対策:午後II(令和3年問2等)の頻出テーマであり、「他の監査の目的・範囲とシステム監査の目的とのギャップを特定し、不足分に追加監査手続を実施した」構成で論述します。
図解
図他の監査・評価結果をシステム監査で利用する際の評価・補完フロープロセス・手順フロー
重複監査の排除と監査空白(ギャップ)の防止を両立する手順▶ 進行順序:1. 主体・目的➔2. 範囲・期間➔3. 依拠決定➔4. 追加検証
11. 他の監査の目的・実施主体の確認
主体・目的実施者の独立性・専門性と監査目的の整合性チェック
会計監査、ISMS審査、委託先第三者保証(SOC報告書)など、誰が何の目的・基準に基づいて実施した評価かを把握する。
22. 対象範囲・対象期間・手続の精査
範囲・期間システム監査の監査目標との重なりとギャップの分析
対象システム・拠点の範囲、評価対象期間(基準日以降の空白期間の有無)、およびサンプル数や検証手法の厳密性を精査する。
33. 依拠可能範囲の決定と重複手続の省略
依拠決定十分な信頼性が確認できた領域の監査証跡共有
基準を満たす領域については既存の監査調書・評価結果報告書を閲覧して依拠し、被監査部門への同一ヒアリングや資料要求を省略する。
44. カバーされない領域への追加手続実施
追加検証対象外機能・期間外変更・固有リスクへの独自検証
他の監査の対象外となったサブシステムや基準日以降の構成変更に対して、システム監査人独自の監査手続を重点的に実施する。
💡 午後II令和3年問2の採点講評でも「他の監査が利用できる範囲はすべてではない。ギャップを見極めて追加手続を設計すること」が最重要視されています。
概要と本質
監査の効率性と実効性を高めるため、内部監査部門の業務監査、会計監査人(J-SOX)、ISMS審査、外部委託先のSOC報告書など他の監査・評価結果を活用することです。無条件に依拠するのではなく、他の監査の目的・対象範囲・実施時期・実施者の独立性・検証手続の厳密性を確認した上で利用可能範囲を判断します。
重要ポイント・コア概念
- 他の監査・評価(ISMS審査、プライバシーマーク、J-SOX評価、SOC2報告書等)の対象範囲・対象期間・評価基準・独立性の事前精査
- システム監査の監査目標に対して他の監査ではカバーされない領域(対象外システム、評価時点以降のシステム変更等)の特定と独自監査手続の追加
- 定量的効果・監査目標例:ISMS定期審査およびJ-SOX評価調書と監査範囲を調整し、被監査部門の重複資料提出負担を40%軽減しつつ重要リスク領域の深掘り監査時間を1.5倍に拡充
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後II(令和3年問2等)の頻出テーマであり、「他の監査の目的・範囲とシステム監査の目的とのギャップを特定し、不足分に追加監査手続を実施した」構成で論述します。
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