監査計画・監査手続・監査証拠・調書 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
監査計画の3階層(中長期計画・基本計画・個別計画)
かんさけいかくのさんかいそう / Audit Planning Hierarchy (Long-term, Annual, and Individual Audit Plans)
システム監査を体系的に推進するため、3〜5年スパンの「中長期監査計画」、単年度の「基本監査計画(年度計画)」、各監査案件ごとの「個別監査計画」の3段階で策定する計画体系です。
3行速習ポイント
- システム監査を体系的に推進するため、3〜5年スパンの「中長期監査計画」、単年度の「基本監査計画(年度計画)」、各監査案件ごとの「個別監査計画」の3段階で策定する計画体系です。
- 経営戦略やIT環境の変化(DX・クラウド移行等)に応じて、年度途中でも計画を柔軟に見直すことが求められます。
- 試験対策:午後I(令和2年問2等)・午後II(令和4年問1等)の頻出知識であり、各階層に書くべき項目を取り違えないことが重要です。
図解
図システム監査計画の3階層構造(中長期計画・基本計画・個別計画)階層・レイヤ構造
全社ポートフォリオ視点から個別案件の監査手続へのブレイクダウン中長期方針
第1層:中長期監査計画(3〜5年スパン)
中期経営計画・IT戦略と連動した全社監査ロードマップ
監査対象ユニバース(全情報システム・業務領域)を定義し、リスクに応じた監査周期(毎年・3年周期等)および監査人材の育成・CAAT導入計画を定める。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
単年度計画
第2層:基本監査計画(年度監査計画)
当該年度に実施する監査テーマ・対象システム・時期・要員計画
直近のリスク変化や経営陣の要請を踏まえ、当年度の監査対象案件、重点監査テーマ、予算・工数配分を決定し、取締役会・経営陣の承認を得る。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
案件別計画
第3層:個別監査計画(案件別実施計画)
個別案件の予備調査を踏まえた監査要点・監査手続・日程の具体化
対象システムの特徴・リスク評価に基づき、具体的な監査目的、重点監査項目、適用する監査技法、入手すべき監査証拠、担当者・日程を詳細に計画する。
💡 午後IIで「個別監査計画の策定」が問われている場合は、対象システムの固有リスクから「重点項目・着眼点」と「監査手続」をどう導いたかを具体的に書きます。
概要と本質
システム監査を体系的に推進するため、3〜5年スパンの「中長期監査計画」、単年度の「基本監査計画(年度計画)」、各監査案件ごとの「個別監査計画」の3段階で策定する計画体系です。経営戦略やIT環境の変化(DX・クラウド移行等)に応じて、年度途中でも計画を柔軟に見直すことが求められます。
重要ポイント・コア概念
- 中長期・基本監査計画:全社リスク評価に基づく監査対象システムの網羅的ローテーション、年度重点テーマ、監査要員・予算の配分計画
- 個別監査計画:特定の監査対象に対する監査目的・監査範囲・重点監査項目(監査要点)・具体的な監査手続・実施スケジュール・担当者の割り当て
- 定量的効果・監査目標例:3か年の中長期計画と年次リスク見直しを連動させ、戦略的DXシステム5件を年度基本計画へ適時追加して重要領域の監査漏れゼロを達成
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(令和2年問2等)・午後II(令和4年問1等)の頻出知識であり、各階層に書くべき項目を取り違えないことが重要です。
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