ITガバナンス・内部統制・リスク評価 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
インプット・プロセス・アウトプット統制(IPO統制)
いんぷっとぷろせすあうとぷっととうせい / Input, Processing, and Output Controls
業務処理システム(ITAC)におけるデータの流れを「入力(Input)」「処理(Processing)」「出力(Output)」の3段階に分け、データの正確性・網羅性・正当性を保証する統制です。
3行速習ポイント
- 業務処理システム(ITAC)におけるデータの流れを「入力(Input)」「処理(Processing)」「出力(Output)」の3段階に分け、データの正確性・網羅性・正当性を保証する統制です。
- エディットバリデーション(論理チェック・チェックディジット)、バッチトータルチェック、ラン・ツー・ラン・コントロールなどが代表例です。
- 試験対策:午前IIの頻出知識であり、午後I(令和5年問3の受講実績表アップロード照合、平成30年問3の少額受注分割入力対策等)で具体的なチェック方式として問われます。
図解
図業務処理システムにおけるインプット・プロセス・アウトプット(IPO)統制プロセス・手順フロー
データの正確性・網羅性・正当性を一貫保証する3段階チェック▶ 進行順序:1. 入口統制➔2. 処理統制➔3. 出口統制
1インプット統制(Input Controls)
入口統制入力データの正当性・正確性・網羅性を入口で検証
上長承認フラグの確認(正当性)、フォーマット・上限値・整合性チェック(正確性)、および元帳票件数と取込件数のトータル照合(網羅性)を行う。
2プロセス統制(Processing Controls)
処理統制システム内部の計算・加工・ジョブ連携時の不整合防止
複数バッチジョブ間で処理件数・合計金額が一致するかを検証するラン・ツー・ラン統制や、有効期間内の正しいマスタ単価を参照しているかのチェックを行う。
3アウトプット統制(Output Controls)
出口統制出力結果の妥当性確認と権限者以外への情報漏えい防止
出荷指示リストと出荷完了リストの突合、エラーリストの遅滞なき原因解消・再処理確認、および機密帳票のアクセス制限・ダウンロードログ記録を行う。
💡 午後I令和5年問3では「正確性は確保できているが網羅性が確保できていない状況」に対して「アップロード件数と受講実績表のデータ件数の照合作業」を導く設問が出題されました。
概要と本質
業務処理システム(ITAC)におけるデータの流れを「入力(Input)」「処理(Processing)」「出力(Output)」の3段階に分け、データの正確性・網羅性・正当性を保証する統制です。エディットバリデーション(論理チェック・チェックディジット)、バッチトータルチェック、ラン・ツー・ラン・コントロールなどが代表例です。
重要ポイント・コア概念
- インプット統制:承認済み伝票のみの入力(正当性)、連番・件数・バッチトータル照合(網羅性)、ニューメリック・リミット・論理チェック(正確性)
- プロセス・アウトプット統制:プログラム間の件数・金額引き継ぎ検証(ラン・ツー・ラン)、マスタ改定履歴との整合確認、出力帳票の配布先制限と受領確認
- 定量的効果・監査目標例:外部CSV取込時にアップロード件数と元ファイル件数の自動照合(網羅性チェック)を追加し、通信瞬断によるデータ欠落のすり抜けをゼロ化
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIの頻出知識であり、午後I(令和5年問3の受講実績表アップロード照合、平成30年問3の少額受注分割入力対策等)で具体的なチェック方式として問われます。
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