システムアーキテクト午後II 小論文論述令和5年 春期
論述試験

問3 再利用の容易化を考慮した組込みシステムの開発について

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論述テーマ・問題背景

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近年の技術進展に伴い,組込みシステムも年々大規模化しており,既存の組込みシステムを再利用して,開発工数の削減を図ることも多くなっている。そのため,新規開発及び改変のいずれにおいても再利用の容易化を考慮することが有効である。 新規開発においては,組込みシステム・IoTシステムの構成部品を含めたハードウェア及びソフトウェアの追加・削除・変更を想定してアーキテクチャを設計し,改変があった場合でも一部分の変更で済む方法をとる。しかし,改変において想定外の変更があった場合,又は改変の繰返しによって構造が複雑化した場合に,アーキテクチャそのものを見直すなど,更なる再利用に向けた容易化を検討することも求められる。 また,元の組込みシステムと改変で増えたバリエーションの管理,再利用できる部品の管理など,改変に伴う管理も必要となる。例えば,既存の組込みシステムを改変した際に,潜在していた不具合を発見した場合,管理が適切に行われていれば,関連する箇所も容易に抽出できる。さらに,新規開発及び改変のいずれの場合も,完成した組込みシステムのテストにおいて,変更の箇所とアーキテクチャに基づき,どの範囲に対してどのようなテストを行うかを判断することも重要である。 組込みシステムのシステムアーキテクトは,組込みシステムの新規開発及び改変のいずれにおいても再利用が容易になるよう,組込みシステムの特性に応じた適切な変更対象・変更範囲,改変管理,テスト範囲を策定し,将来にわたっての再利用の容易化を考慮することが望ましい。 あなたの経験と考えに基づいて,組込みシステムのシステムアーキテクトの立場から設問ア〜設問ウに従って論述せよ。

論述設問(設問ア〜ウ)

各設問の文字数要件を確認し、論述骨子や構成案を作成してみましょう。

設問ア
文字数要件:400字以上800字以内
あなたが携わった組込みシステムの構成と概要,改変の内容,及び再利用の容易化に係る目標について,800字以内で述べよ。
0 / 800 文字
設問イ
文字数要件:800字以上1600字以内
設問アで述べた組込みシステムについて,再利用の容易化に対してどのような考慮をしたか。変更対象・変更範囲,改変管理,テスト範囲を含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
0 / 1600 文字
設問ウ
文字数要件:600字以上1200字以内
設問イで述べた再利用の容易化への考慮において,目標の達成度,今後の課題について,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
0 / 1200 文字

【出題趣旨・解答要旨・採点講評】IPA公式発表

まずは自身の骨子案を作成してみましょう。「解答要旨を見る」「採点講評を見る」をクリックすると公式の要旨・評価基準が開きます。

【出題趣旨 / 解答要旨】
【採点講評 / 評価基準】
問3 では,多くの論述で,対象の組込みシステムの特徴・制約を踏まえ,再利用の容易化を考慮した改変・設計について具体的に解答していた。開発プロセスの変更にも及ぶ広い視点からの論述もある一方で,一般論に終始している論述や,特定部分の実装にとどまっている論述も散見された。 組込みシステムのシステムアーキテクトは,将来を見据えたアーキテクチャ設計・改変を行う際には,関係者に内容を説明する機会も多いと思われる。システムの特徴・制約を把握し,必要な解決策を特定するとともに,適切な提案ができるよう心掛けてほしい。
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