システムアーキテクト午後II 小論文論述令和元年 秋期
論述試験

問3 組込みシステムのデバッグモニタ機能について

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論述テーマ・問題背景

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組込みシステムの機能の拡大・複雑化に対応して,開発中のデバッグ及び出荷後のメンテナンスのためのデバッグモニタ機能を設けることが増えている。 多くの組込みシステムは汎用の入出力装置を装備していないことから,不具合の解析及び故障診断のための操作と結果の出力において,それぞれのシステムに応じた工夫が必要となる。また,開発・検証・出荷後の各段階において,各利用者が必要とする機能と利用可能な装置が変わることがある。例えば,開発段階では開発支援ツールを用いて詳細な検証・確認を行えるが,検証段階では実際の環境下でリアルタイム性を確保するために,実機を利用することが多い。さらに,出荷後の製品では,通常使わない組合せでボタンを押してデバッグモニタ機能を起動するなど,システムに装備された入出力装置だけで機能を実現しなければならない場合もある。 組込みシステムの特徴によって,そのシステムに特有な工夫・配慮が必要となることがある。例えば,IoT機器では,ネットワーク経由の操作によってリモート診断を実施できるが,通信障害が発生した場合の対処を考慮しなければならない。AI利用など,大量のデータを処理する装置はメモリの制限などから,診断に用いるデータの一部を保持しておくといった工夫も必要となる。さらに,デバッグモニタ機能の不正利用の可能性を考慮し,セキュリティ上のリスクにも配慮する必要がある。 組込みシステムのシステムアーキテクトは,開発・検証・出荷後の各段階において,利用可能なリソース及び操作・診断に要求される機能を把握し,セキュリティなどを考慮した上で,デバッグモニタ機能の要件を定義しなければならない。 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

論述設問(設問ア〜ウ)

各設問の文字数要件を確認し、論述骨子や構成案を作成してみましょう。

設問ア
文字数要件:400字以上800字以内
あなたが開発に携わった組込みシステムの概要と,そのシステムにおいてデバッグモニタ機能が必要となった経緯を,800字以内で述べよ。
0 / 800 文字
設問イ
文字数要件:800字以上1600字以内
設問アで述べた組込みシステムにおいて,各利用者との協議などに基づき,開発・検証・出荷後の各段階を想定してどのようなデバッグモニタ機能を設けたか。工夫・配慮事項を含め,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
0 / 1600 文字
設問ウ
文字数要件:600字以上1200字以内
設問イで述べたデバッグモニタ機能において,各段階における利用者のニーズを含めた評価と,今後の課題を,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
0 / 1200 文字

【出題趣旨・解答要旨・採点講評】IPA公式発表

まずは自身の骨子案を作成してみましょう。「解答要旨を見る」「採点講評を見る」をクリックすると公式の要旨・評価基準が開きます。

【出題趣旨 / 解答要旨】
【採点講評 / 評価基準】
開発・検証・出荷後の各段階で,各利用者から要求されるデバッグモニタ機能について,組込みシステムの特有の制約,セキュリティなどを考慮した上での具体的な論述を期待した。多くの論述は各段階での要求と対応内容に具体性があり,実際の経験に基づいて論述していることがうかがわれた。一方で,組込みシステムの特徴に乏しく,一般的な課題・解決策にとどまる論述,実装結果を説明しただけという論述も見受けられた。 組込みシステムのシステムアーキテクトは,対象となる組込みシステムの特徴を理解して,適切なシステム設計ができるよう能力を高めてほしい。
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