レイヤ2スイッチング・LAN冗長化 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
RSTP(IEEE 802.1w)とリンクアグリゲーション(LAG / LACP)
あーるえすてぃーぴーとりんくあぐりげーしょん / Rapid Spanning Tree Protocol & Link Aggregation
L2ネットワークのループ防止と高速経路切替を実現するRSTP、および複数物理回線を論理1回線に束ねて広帯域化・冗長化するLAG。
3行速習ポイント
- RSTPは代替ポート(Alternate Port)を事前に決定し、Proposal/Agreementハンドシェイクで転送遅延なしに即時状態遷移
- LAG(IEEE 802.1AX)は複数リンクを束ね、平常時からリンク本数分の帯域を同時に利用しつつループのない構成を実現
- LACPを併用することで、メディaconバータ区間など物理リンクダウンを伴わない片方向障害時も故障回線を自動除外
図解
図RSTP構成とスタック+LAG構成の比較
RSTP(スパニングツリー)構成片系待機
ループ防止のため片系を待機(Discarding)にし平常時は片系帯域のみ利用
スタック+LAG(LACP)構成全回線Active
複数物理リンクを論理1回線に束ね、ループなしで全回線帯域を同時利用
概要と本質
従来のSTP(IEEE 802.1D)は障害時の再収束に30〜50秒を要しましたが、RSTP(IEEE 802.1w)は数秒以内に短縮しました。さらに近年のL2/L3設計では、スイッチのスタック技術とリンクアグリゲーション(LAG)を組み合わせることで、STPによるブロッキングポートを作らず全回線をアクティブ利用する構成が主流です。
重要ポイント・コア概念
- RSTPが高速な理由:①ポート故障時の代替ポートを事前に決定している、②転送遅延タイマを待たず状態遷移を行う
- LAGの負荷分散は送信元/宛先MACアドレスやIPアドレス・ポート番号のハッシュ値に基づき出力物理リンクを決定
- LACP(Link Aggregation Control Protocol)は定期的にLACPDUを交換し、論理的な対向疎通を確認してメンバ回線を管理
午後I・午後II記述試験での攻略ポイント
午後I・午後IIでは「STPでは平常時に片系がブロッキングされ帯域を利用できないが、スタック+LAGならループがない構成となり平常時にリンク本数分の帯域を同時に利用できる」という比較解答が定番です。
午後記述で使える加点キーワード(クリックでコピー)
この用語が出題された過去問を解く(1分演習)
即時アウトプットで定着ネットワークスペシャリスト 過去問演習で実践力を鍛える