午後記述対策 読了目安: 6分 2026-10-18 公開
【デスペ午後I・概念データモデリングの鉄則】第3正規形分解とサブタイプ・主キー下線で1点も落とさない構造読解術
データベーススペシャリスト午後I(問1・問2)で毎年出題される概念データモデル(E-R図)と関係スキーマ完成問題。業務記述から候補キー・関数従属性・サブタイプ切り口・連関エンティティを機械的に導出する手順を体系化します。
#午後I対策#概念データモデル#正規化#関係スキーマ#E-R図
1. 「属性名は合っていたのに不合格」を招く主キー実線・外部キー破線の罠
データベーススペシャリスト試験の採点講評で毎年のように繰り返される指摘がある。「追加すべき属性名は書けていたが、主キーを表す実線下線、または外部キーを表す破線下線の引き方に誤りが目立った」。
関係スキーマの穴埋め問題において、下線(実線・破線)の過不足は致命傷になる。感覚で下線を引くのをやめ、以下の3ステップで機械的に判定しよう。
第1に「そのエンティティのインスタンスを1件に特定するために不可欠な最小の属性集合(候補キー)は何か」を特定する。親エンティティの主キーを引き継いで識別される従属エンティティ(例:受注明細、納期調整など)では、親の主キー属性(受注番号など)に実線(主キー)と破線(外部キー)の両方を引く。
第2に、多対多(M:N)のリレーションシップを解消するために導入された「連関エンティティ」では、両端の親エンティティの主キーが複合主キー(実線+破線)となる。ただし、同じ組み合わせで複数回発生する履歴やトランザクション(例:同一案件・同一従業員が複数回商談に参加する等)では、さらに「商談開始年月日時分」や「連番」を複合主キー(実線のみ)に加える必要がある。
このセクションの合格重要ポイント
- 『AごとにBが複数存在し、さらに日時ごとに記録する』という業務記述から複合主キーの粒度を特定する
- 部分関数従属(第2正規形違反)と推移的関数従属(第3正規形違反)の根拠記述テンプレを暗記しておく
- サブタイプへの分解時は、スーパータイプ側に『サブタイプ区分(切り口属性)』を残すか設問の図表表記を確認する
2. 第3正規形でない根拠を35字で射抜く「関数従属性」黄金テンプレート
午後Iで頻出する「関係Rは何正規形か。また、第3正規形でない根拠を答えよ」という設問は、書き方の型さえ持っていれば30秒で満点が取れる得点源だ。
【第2正規形(部分関数従属が残っている場合)の根拠テンプレ】
『全ての属性が単一値をとり、候補キーの一部である“〇〇コード”に関数従属する“〇〇名”があるから。』
【第2正規形だが第3正規形でない(推移的関数従属がある場合)の根拠テンプレ】
『非キー属性である“〇〇コード”に関数従属する“〇〇名”があるから(推移的関数従属があるから)。』
問題文の業務ルールを読みながら、帳票や表の項目に「Aが決まればBがただ一つ決まる(A → B)」という矢印を書き込む習慣をつけよう。それだけで正規化問題の失点はゼロになる。
E-R図の矢印・多重度チェックリスト
解答欄にリレーションシップを描く際は、(1) 1対多の『多』側の向きが逆になっていないか、(2) スーパータイプとサブタイプのどちらから線を引くべきか(特定のサブタイプ固有の関連か、全サブタイプ共通の関連か)を必ず本文の主語と照合してください。
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