ITガバナンス・内部統制・リスク評価 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
ITガバナンス(EDMモデル)
あいてぃーがばなんす / IT Governance (Evaluate, Direct, Monitor)
経営陣がステークホルダのニーズに基づき、組織の価値向上とリスク最適化を目指してIT利活用を評価(Evaluate)・方向付け(Direct)・モニタリング(Monitor)する仕組みです。
3行速習ポイント
- 経営陣がステークホルダのニーズに基づき、組織の価値向上とリスク最適化を目指してIT利活用を評価(Evaluate)・方向付け(Direct)・モニタリング(Monitor)する仕組みです。
- JIS Q 38500(ISO/IEC 38500)およびシステム管理基準において、マネジメント(計画・構築・実行)の上位に位置付けられます。
- 試験対策:午後I(令和2年問3等)・午後II(令和6年問1等)の王道テーマであり、個別システムではなく「組織全体のIT投資・リスク管理態勢に経営陣がどう関与しているか」を監査の着眼点とします。
図解
図ITガバナンスにおけるEDM(評価・方向付け・モニタリング)サイクル循環・改善サイクル
経営陣によるガバナンスと実務部門によるマネジメントの連携🔄 継続的フィードバック&改善サイクル(Phase進行 ➔ 次サイクルへ還流)
11. 評価(Evaluate)
Evaluate➔ Step 2
事業環境の変化・技術動向とITポートフォリオの精査
経営陣が現状のIT資産、新規デジタル技術の可能性、および全社的なITリスク許容度を評価し、中長期的な優先順位を見極める。
22. 方向付け(Direct)
Direct➔ Step 3
IT戦略・投資方針の決定と責任・資源の割り当て
全社IT基本方針や投資判断基準を策定して経営資源(予算・人材)を配分し、情報システム戦略委員会や各部門長へ実行を指示する。
33. マネジメント層による実行(Plan/Build/Run)
Management➔ Step 4
方針に基づくシステム企画・開発・運用とリスク管理
IT部門および事業部門(システムオーナ)が経営陣の方向付けに従い、具体的なシステムの構築・運用と日常的モニタリングを遂行する。
44. モニタリング(Monitor)
Monitor↩ Step 1へ
投資効果達成度・リスク管理状況の監督と軌道修正
KPI達成状況、コンプライアンス遵守状況、およびシステム監査報告を経営陣が定期的にレビューし、計画の見直しや撤退判断を下す。
💡 午後II令和6年問1の採点講評でも「個別プロジェクトではなく、企業全体におけるIT投資ガバナンス体制・管理プロセスを論述すること」が強調されています。
概要と本質
経営陣がステークホルダのニーズに基づき、組織の価値向上とリスク最適化を目指してIT利活用を評価(Evaluate)・方向付け(Direct)・モニタリング(Monitor)する仕組みです。JIS Q 38500(ISO/IEC 38500)およびシステム管理基準において、マネジメント(計画・構築・実行)の上位に位置付けられます。
重要ポイント・コア概念
- 評価(Evaluate)・方向付け(Direct)・モニタリング(Monitor)のEDMサイクルによる経営陣主導の意思決定と監督
- 情報システム戦略委員会等のガバナンス組織の設置と、事業部門・IT部門・リスク管理部門の役割責任の明確化
- 定量的効果・監査目標例:一定規模以上のIT投資案件だけでなく小規模案件の事後効果検証結果も情報システム戦略委員会へ集約する体制に改め、形骸化システム12件の統廃合を実現
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午後I(令和2年問3等)・午後II(令和6年問1等)の王道テーマであり、個別システムではなく「組織全体のIT投資・リスク管理態勢に経営陣がどう関与しているか」を監査の着眼点とします。
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