ITガバナンス・内部統制・リスク評価 重要度:★★★出題: AM2・PM1・PM2
COSO内部統制フレームワーク(3目的・5構成要素)
こそないぶとうせいふれーむわーく / COSO Internal Control Integrated Framework
内部統制を「業務の有効性・効率性、報告の信頼性、法規制の遵守」の3目的を達成するために、5つの構成要素(統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、モニタリング)で捉える国際的枠組みです。
3行速習ポイント
- 内部統制を「業務の有効性・効率性、報告の信頼性、法規制の遵守」の3目的を達成するために、5つの構成要素(統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、モニタリング)で捉える国際的枠組みです。
- 日本の金融商品取引法(J-SOX)では、これに「資産の保全」を加えた4目的と、「ITへの対応」を独立させた6基本的要素として定義されています。
- 試験対策:午前IIの頻出知識であり、午後試験では「統制活動(ルール・手続)を作っただけでなく、統制環境(経営層の姿勢)やモニタリングが機能しているか」を評価する軸になります。
図解
図内部統制の基本的要素(統制環境からモニタリングまでの階層構造)階層ピラミッドモデル
COSO / J-SOXにおける内部統制の構成要素の積み上げ監視・評価モニタリング(日常的モニタリング・独立的評価)
内部統制が継続的に機能しているかを評価・是正する頂点機能
管理職による日常的な業務点検(日常的モニタリング)と、システム監査部門による定期的な監査(独立的評価)により統制の劣化を防ぐ。
情報・IT基盤情報と伝達 / ITへの対応
正確な情報が適時に必要な組織・担当者へ伝達される基盤
異常アラートや不正兆候が握り潰されず上位者や関連部署へエスカレーションされる伝達経路と、それを支えるIT基盤の信頼性を確保する。
リスク・統制活動リスクの評価と対応 / 統制活動
目標達成を阻害するリスクの識別と具体的な牽制・承認手続
業務プロセス上のリスクを分析し、職務の分離、システム上の入力チェック、上長承認、在庫実査などの具体的な統制活動を組み込む。
最下層基盤統制環境(すべての内部統制の基盤)
経営陣の倫理観・組織構造・権限と責任の割り当て・人事方針
組織の気風や誠実性を決定づける最重要の土台であり、ここが不適切(コンプライアンス軽視等)であれば他のすべての統制が形骸化する。
💡 一番下の土台である「統制環境(組織風土・職務分離・経営層の姿勢)」が脆弱だと、その上の個別の「統制活動(チェック手続)」は容易に無効化されます。
概要と本質
内部統制を「業務の有効性・効率性、報告の信頼性、法規制の遵守」の3目的を達成するために、5つの構成要素(統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、モニタリング)で捉える国際的枠組みです。日本の金融商品取引法(J-SOX)では、これに「資産の保全」を加えた4目的と、「ITへの対応」を独立させた6基本的要素として定義されています。
重要ポイント・コア概念
- COSOの3目的(J-SOXでは+資産の保全で4目的)と、5構成要素(J-SOXでは+ITへの対応で6基本的要素)の相互関係
- 予防的統制と発見的統制、および日常的モニタリングと独立的評価(システム監査)の組み合わせによる統制の実効性確保
- 定量的効果・監査目標例:業務処理統制だけでなく統制環境(管理職の意識)と日常的モニタリングの監査を追加し、承認形骸化による不適切処理の再発率を0%に抑制
午後I記述・午後II小論文試験での攻略ポイント
午前IIの頻出知識であり、午後試験では「統制活動(ルール・手続)を作っただけでなく、統制環境(経営層の姿勢)やモニタリングが機能しているか」を評価する軸になります。
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