ITストラテジスト午後II 小論文論述令和7年 春期
論述試験

問2 DXの企画策定について

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論述テーマ・問題背景

図表クリックで拡大
昨今, 企業は, 経営課題の解決において, 製品・サービス, 業務プロセス, 組織, 企業文化・風土などの変革が必要である場合, 変革の実現に当たり, デジタルトランスフォーメーション (DX) を推進することがある。例えば, 熟練者不足の解消が経営課題で, その解決においてDXを推進する場合, 既存データを活用した業務の最適化, 業務の標準化・自動化, 潜在化している熟練者のノウハウのナレッジ化などの変革を進めることで, 経験の浅い人でも熟練者に近い業務が遂行できたり, ナレッジを組み合わせた新製品・新サービスの開発が実現できたりする。また, 熟練者にナレッジを更に高度化する指導者の役割を担わせたり, 未経験人材の採用が可能になったりして, 企業文化や働く人の意識を変えていくこともできる。 このようなDXの推進に当たり, ITストラテジストは, 例えば次のようなことを明確にし, DXの企画を策定することが重要である。 ・デジタル技術とデータ活用が変革の実現にどのように貢献できるか。 ・事業部門や管理部門などとどのように役割を分担し, DXを推進するか。 ・デジタル技術の導入とデータ活用に関わる投資金額は幾らか。 また, DXの推進に当たり, 変革を阻害する様々な要因が想定される。例えば, 改修や新技術の導入が困難なレガシーシステム, 外部組織との複雑な連携プロセス, 変革を積極的に受け入れない組織や人などが挙げられる。ITストラテジストは, このような変革を阻害する要因を想定して経営層や事業部門と協議し, 経営層や事業部門の意思を取り入れた対応策をDXの企画に反映させることが重要である。 あなたの経験と考えに基づいて, 設問ア〜ウに従って論述せよ。

論述設問(設問ア〜ウ)

各設問の文字数要件を確認し、論述骨子や構成案を作成してみましょう。

設問ア
文字数要件:400字以上800字以内
あなたが携わったDXの企画策定において, 解決すべき経営課題, 必要となった変革は何か。事業背景, 事業特性とともに400字以上800字以内で述べよ。
0 / 800 文字
設問イ
文字数要件:800字以上1600字以内
設問アで述べた変革の実現に当たり, あなたはどのようなDXの企画を策定したか。あなたが特に重要と考え, 工夫したことを明確にして, 800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
0 / 1600 文字
設問ウ
文字数要件:600字以上1200字以内
設問イで述べたDXの企画策定において, あなたは変革を阻害する要因としてどのようなことを想定し, どのような対応策をDXの企画に反映させたか。対応策に取り組んだ経営層や事業部門の意思を明確にして, 600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
0 / 1200 文字

【出題趣旨・解答要旨・採点講評】IPA公式発表

まずは自身の骨子案を作成してみましょう。「解答要旨を見る」「採点講評を見る」をクリックすると公式の要旨・評価基準が開きます。

【出題趣旨 / 解答要旨】
【採点講評 / 評価基準】
【採点講評 / 評価基準】 では,経営課題の解決において変革が必要となり,変革の実現に当たりDXを推進した経験のある受験者 には論述しやすかったと思われる。一方で,経営課題は明確に論述されているものの,デジタル技術の導入, データ活用について終始し,変革については曖昧な論述が見受けられた。また,AI は万能という論調で論述し て,AI の中身に具体性のない論述などが散見された。変革を阻害する要因への対応策については,IT ストラ テジストの考えだけを論述し,経営層や事業部門との協議内容が論述されていないものが見受けられた。IT ス トラテジストは,DX の企画策定に当たって,DX に期待される変革の実現に着目し企画策定した上で,経営層 や事業部門と協議する能力を養ってほしい。
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