IT戦略・ITガバナンス・投資評価 重要度:★★出題: AM2・PM1
TA(テクノロジーアーキテクチャ)
てくのろじーあーきてくちゃ / Technology Architecture (TA)
EAの最下層であり、アプリケーションやデータを安全・安定に稼働させるハードウェア・OS・ネットワーク・クラウド基盤の標準規程。
3行速習ポイント
- 技術参照モデル(TRM:Technical Reference Model)や標準技術リストを作成する。
- サーバー、ストレージ、DB製品、クラウドサービス、セキュリティツールの選定基準を標準化する。
- ITストラテジストは、ベンダーごとの独自技術によるロックインを防止し、インフラ調達コストを最小化する。
図解
図TA(テクノロジーアーキテクチャ)の標準インフラスタック階層・レイヤ構造
全体最適化されたインフラ基盤の標準化統制
セキュリティ&認証基盤
IDaaS / ゼロトラスト / 統合監視
IDaaSによるシングルサインオン・多要素認証(MFA)と、SIEM/SOCによる全社ログ統合監視を組み合わせ、ゼロトラスト統制を全システムへ適用する。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
実行環境
クラウド&実行基盤
マルチクラウド / コンテナ / サーバーレス
コンテナ(Kubernetes)やマネージドPaaS、IaC(Infrastructure as Code)を標準採用し、スケーラビリティと環境構築の自動化・再現性を担保する。
⇅ レイヤ間連携・制御境界
土台
ネットワーク&通信基盤
SD-WAN / SASE / 高速閉域網
拠点間およびクラウド接続にSD-WANやSASEを採用し、トラフィックの局所ブレイクアウトと暗号化通信によって低遅延かつセキュアな通信網を提供する。
💡 午前IIでは技術参照モデル(TRM)が頻出。午後IIではマルチクラウド環境における認証基盤(IDaaS)やIaC自動構築の標準規程として論述する。
概要と本質
TAは、企業のITインフラストラクチャにおける標準技術とガイドラインを定義します。開発チームごとに異なるOSやDB、クラウドを採用することを防ぎ、運用保守の属人化解消とライセンスボリュームディスカウントを実現します。現代のTAでは、クラウドファースト、コンテナ化、ゼロトラストネットワークが基本原則となります。
重要ポイント・コア概念
- 技術参照モデル(TRM):企業が採用を認める標準技術(プログラミング言語、ミドルウェア、通信規格)の体系
- 標準プラットフォーム:パブリッククラウド(AWS/Azure/GCP)の利用標準規程とセキュリティベースライン
- ネットワーク基盤:SD-WANやゼロトラストアーキテクチャに基づく安全な社内・社外アクセス環境
- インフラTCOの低減:IaC(Infrastructure as Code)やマネージドサービスの活用による運用工数の半減
試験対策・午後II論文での活用法
午前II試験で「技術参照モデル(TRM)」がTAの成果物であることの確認が頻出。午後Iでは、オンプレミスの老朽化に伴うクラウド移行計画において、TAの標準技術ガイドラインに沿った移行先選定プロセスが問われる。
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