ITストラテジスト午後II 小論文論述令和6年 春期
論述試験問2 ITを活用した新しいビジネスモデルの策定について
論述テーマ・問題背景
今日,企業を取り巻く経営環境は激しく変化しており,企業は生き残りと持続的成長のために,ITを活用して競争優位性を確立し,新たな価値を創造する新しいビジネスモデルを策定することが求められている。
新しいビジネスモデルの策定においては,単にITを導入するだけでなく,ITの革新が自社の事業や業界に与える影響を分析・予測し,顧客に対する新たな提供価値や収益の獲得方法などを検討することが重要である。
ITストラテジストは,事業部門とともに事業戦略に基づき,ITで新たに実現できることを明確にした上で,ビジネスモデルの実現可能性を検証し,経営層や事業部門に対して提案・助言を行うことが求められる。
あなたの経験と考えに基づいて,設問ア~ウに従って論述せよ。
論述設問(設問ア〜ウ)
設問ア文字数要件:800字以内
あなたが携わった新しいビジネスモデルの策定において,解決すべき経営課題と新たなビジネスモデルの概要について,事業環境とともに,800字以内で述べよ。
設問イ文字数要件:800字以上1600字以内
設問アで述べたビジネスモデルの策定において,顧客,提供価値,収益獲得方法,ITで新たに実現したことをどのように検討したか。あなたが特に重要と考え,工夫したこととともに,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
設問ウ文字数要件:600字以上1200字以内
設問イで述べた新しいビジネスモデルの実現可能性について,事業部門にどのような助言や提案を行い,ビジネスモデルの立ち上げに向けた推進体制をどのように構築したか。経営層からの指摘,指摘を受けて改善したこととともに,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
【出題趣旨 / 解答要旨】IPA公式発表
【解答要旨 / 出題趣旨】
今日,IT ストラテジストは,事業部門とともに事業戦略に基づき,新しいビジネスモデルを策定することが求められている。
本問は,IT ストラテジストが,新しいビジネスモデルを策定する際に検討した,顧客,提供価値とそれを具現化する製品やサービス,収益の獲得方法,IT で新たに実現したことなどを,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,IT ストラテジストに必要な,新しいビジネスモデルの意義を理解し,その実現性を考える能力,ITの革新がビジネスモデルに与える影響を分析,予測し,対策を助言する能力などを評価する。
【採点講評 / 評価基準】IPA公式発表
【採点講評 / 評価基準】
問2では,事業部門とともに事業戦略に基づき,新しいビジネスモデルを策定する際に,ITで新たに実現することを検討し事業部門に提案した経験のある受験者には論述しやすかったと思われる。一方で,ビジネスモデルの概念が理解できておらず,新サービス導入や新システム導入の論述,又は,受験者の経験がうかがえない具体性のない論述,新しいビジネスモデルの実現可能性の検討が足りない論述も散見された。IT ストラテジストは,事業部門とともに,業務の中で,新しいビジネスモデルの実現可能性を考える経験を積み,IT によるビジネスモデルを策定する能力を養ってほしい。
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