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小論文対策 読了目安: 6分 2026-10-26 公開

【システム監査午後II対策】A判定を勝ち取る論述構成:「リスク→コントロール→監査手続・監査証拠」の黄金律

システム監査技術者試験の午後II小論文で最も多い不合格原因である「システム推進者(PM/SE)目線での論述」を回避し、独立した監査人としてリスク・統制・監査手続・監査証拠を一貫記述するフレームワークを解説します。

#午後II小論文#システム監査人#リスクとコントロール#監査手続と監査証拠#A判定

1. 最大の減点要因「システム管理者の立場で書いてしまう」罠

システム監査技術者試験の午後II(120分で2,200〜3,600字の論述)では、プロジェクトマネージャ(PM)やシステムアーキテクト(SA)の受験経験者が陥りやすい特有の不合格パターンがあります。それは、設問イ・設問ウにおいて「私がテスト計画を見直し、バグを解消した」「私がアクセス権限を設定し、セキュリティを強化した」のように、システムを開発・運用する当事者(第1線・第2線)の行動を書いてしまうことです。 システム監査人は、被監査部門から独立した客観的な立場(第3線)から、被監査部門が整備・運用している内部統制(コントロール)の適切性を検証・評価し、問題があれば改善を勧告する役割を担います。したがって、論文の主語は常に「システム監査人である私(または監査チーム)」であり、直接行う行為は「予備調査・ヒアリング」「規程・設計書の閲覧(整備状況評価)」「運用記録・ログと申請書の突合(運用状況評価)」「改善勧告とフォローアップ」でなければなりません。
このセクションの合格重要ポイント
  • 設問ア(背景・リスク):対象システムの概要とビジネス上の特徴を述べ、そこに潜む固有リスクと統制上の課題を具体化する
  • 設問イ(コントロールと監査要点):リスクを低減するために被監査部門が講じるべきコントロール(整備・運用)を定義し、監査の着眼点(監査要点)を設定する
  • 設問ウ(監査手続と改善勧告):設定した監査要点を確かめるための具体的な監査手続(どの監査証拠を入手し、何と突合したか)を論述する

2. 設問イ・ウを貫く「リスク→コントロール→監査手続(監査証拠)」の3点セット

採点講評で高く評価される論文は、第1章から第3章まで「①想定されるリスク」→「②リスクに対応するコントロール(整備状況と運用状況)」→「③コントロールの有効性を確かめる監査手続と監査証拠」が1対1で対応しています。 たとえば「生成AIの業務利用(令和7年問1)」や「AI技術を利用したシステム(令和2年問1)」をテーマに選ぶ場合、単に「AIの回答精度が低いリスクがある」と書くだけでは不十分です。 1. リスクの具体化:PoC(概念実証)で精度不足が判明して追加学習を行った後、再評価を行わずに本番移行してしまい、誤回答により業務判断を誤るリスク。 2. 必要なコントロール:PoC計画書に目標精度と終了基準を明記し(整備状況)、追加学習後も必ずPoC評価書を作成してステアリングコミッティが本番移行可否を承認する統制(運用状況)。 3. 具体的な監査手続:PoC計画書およびPoC評価書を閲覧し、事前定義された評価基準が記載されているか確かめるとともに、ステアリングコミッティ議事録と突合して、追加学習後の再評価結果に基づき本番移行が承認されているかを検証する。 このように「何の資料(監査証拠)と何の資料を、どの監査技法(閲覧・突合・質問・実査・CAAT等)で検証したか」まで踏み込んで記述することで、システム監査人としての高い専門性を示すことができます。
整備状況の監査手続と運用状況の監査手続を書き分ける
『管理規程や設計書を閲覧してルールが定められているか確かめた(整備状況)』だけで終わらず、必ず『変更管理台帳と本番環境のプログラム更新ログを全件突合し、未承認の変更がないか確かめた(運用状況)』までセットで論述すると説得力が大きく高まります。
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システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 第6版

💡 推薦ポイント:午後II論文で最も重要な「現場推進者(PM/SE)視点ではなく独立したシステム監査人視点でリスク・監査手続・改善勧告を論述する技法」を合格論文例から学べます。
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記事の執筆・監修体制(E-E-A-T基準)
過去問AI Studio 編集部(システム監査技術者試験 解説担当)

金融・事業会社における内部監査・J-SOX評価・外部委託監査の実務およびシステム監査技術者試験(午前II・午後I・午後II)の過去問分析を担当。 当プラットフォームに掲載されるすべての解説・コラムは、IPA公式原本PDFおよび採点講評を100%基準とした厳格な検証を経て執筆されています。

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