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午後記述対策 読了目安: 6分 2026-10-26 公開

クラウド・コンテナ・生成AI・アジャイル開発のシステム監査:近年頻出テーマの監査要点まとめ

令和期の午後I・午後IIで出題が急増している「PaaS/コンテナ環境」「生成AI・機械学習(PoC企画と運用)」「アジャイル開発・DevOps」「ローコード/RPA」の特有の監査着眼点を体系的に整理します。

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1. アジャイル・DevOps・ローコード開発における監査の着眼点

従来のウォーターフォール型開発では「各工程完了時のドキュメント審査とゲート承認」が中心でしたが、近年の試験ではアジャイル開発(令和4年午後I問1、令和6年午後II問1)、DevOps(令和6年午後I問1)、ローコード・EUC・RPA(令和5年午後II問1、令和元年午後I問1)の監査が主役となっています。 これらの開発手法を監査する際、「ウォーターフォールと同じ分厚い設計書を作らせる」という指摘は不適切です。スピードと柔軟性という本来のメリットを損なわないよう、以下のような統制(コントロール)が機能しているかを検証します。 - アジャイル開発:プロダクトオーナー(利用部門)が受け入れ基準(完了の定義:DoD)とバックログ優先順位に責任を持って関与しているか、固定期間・予算の中でスコープ調整ルールが合意されているか。 - DevOps:開発者が本番環境へ直接アクセス・デプロイできることによる職務分離(SoD)の弱体化に対し、CI/CDパイプライン上での自動テスト通過必須化、リリース承認の自動化、および本番操作ログの第三者モニタリング(代替統制)が組み込まれているか。 - ローコード/RPA:事業部門が作成したアプリやロボットが「野良化(台帳未登録・作成者異動で保守不能・個人IDの埋め込み)」しないよう、全社台帳への登録、専用アカウントの付与、および連携先システムの仕様変更時の事前通知フローが確立されているか。
このセクションの合格重要ポイント
  • アジャイル開発では「計画からの差異」ではなく「バックログの優先順位付けルールと完了の定義(DoD)の遵守」を監査する
  • DevOpsでは「開発と運用の職務分離が難しい点」を補うCI/CD自動統制と事後ログ全件突合(代替統制)を確認する
  • EUC・ローコード・RPAでは「台帳管理」「専用ID付与(個人ID流用禁止)」「作成者異動時の引継ぎ体制」を確認する

2. クラウド(PaaS/コンテナ)と生成AI・データ利活用の監査要点

もう一つの頻出軸が、PaaS・コンテナ基盤(令和6年午後I問2、令和5年午後II問2)およびAI・データ利活用(令和7年午後I問1、令和7年午後II問1、令和3年午後I問1)です。 - クラウド・PaaS・コンテナ監査:最重要キーワードは「責任分界点(Shared Responsibility)」です。OSやハイパーバイザのパッチ適用をクラウド事業者が担うPaaSであっても、その上で動く「コンテナイメージ内のライブラリ脆弱性スキャン」「アクセス権限(IAM)設定」「シークレット(認証鍵)の保護」は利用企業自身の責任範囲であることを踏まえ、SOC2 Type2報告書の査閲と自社側設定の監査を組み合わせます。 - 生成AI・機械学習システムの監査:企画・PoC段階では「PoC計画書に目的・定量的な評価基準・終了基準が定義されているか」「追加学習後も再評価を行ってから本番移行を判断しているか(令和3年問1)」を確認します。さらに運用段階(令和7年午後II問1)では、「プロンプトへの機密情報・個人情報入力による外部学習流出の防止」「ハルシネーション(誤回答)を人間が検証するプロセス(Human-in-the-Loop)」「稼働後の精度劣化(ドリフト)監視」の3点を軸に論述を組み立てます。
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💡 推薦ポイント:システム監査技術者試験の午前II対策から午後Iのリスク・コントロール・監査手続の記述パターン、午後II小論文の構成法まで体系的に習得できます。
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記事の執筆・監修体制(E-E-A-T基準)
過去問AI Studio 編集部(システム監査技術者試験 解説担当)

金融・事業会社における内部監査・J-SOX評価・外部委託監査の実務およびシステム監査技術者試験(午前II・午後I・午後II)の過去問分析を担当。 当プラットフォームに掲載されるすべての解説・コラムは、IPA公式原本PDFおよび採点講評を100%基準とした厳格な検証を経て執筆されています。

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