システムアーキテクト午後II 小論文論述令和6年 春期
論述試験

問1 先進技術を適用した情報システム化計画の立案について

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論述テーマ・問題背景

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認識 AI,生成 AI,RPA ツールなどを始めとした先進技術を,クラウドサービスやソフトウェアパッケージなどで容易に利用できるようになってきた。それに伴い,認識と判断のデジタル化の難しさや費用対効果などの理由からシステム化が困難で人手によってしか実現できないと考えていた業務の,大幅な効率化や自動化が可能になった。システムアーキテクトは,先進技術を適用した情報システムの構築を推進する必要がある。例えば,次のような業務への適用が考えられる。 ・医療機関の画像診断業務において,がん症例画像や正常画像を学習させた認識 AI によって,がん疾患の発見を補助する。 ・広報部門の社外発表文を作成する業務において,過去の発表文やコンサルタントの指摘内容などを学習させた生成 AI に発表の趣旨を与えて発表文案を作成する。 ・注文業務において,RPA ツールで入力,連携を自動化し,個別入力を排除する。 一方で,これらの先進技術を適用する場合,様々な課題が生じることがある。例えば次のような,課題と対策が考えられる。 ・画像診断業務を自動化すると,“医師でなければ,医業をなしてはならない”という法律に抵触するおそれがある。そのため,画像診断結果を元の画像上に表示するまでにとどめて,最終的に医師が診断するなど,自動化の範囲を限定する。 ・生成 AI で学習データにインターネット上の情報を利用すると,偏った内容や誤った内容を回答してしまうおそれがある。そのため,根拠となる情報や参考情報を一緒に提示する。 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

論述設問(設問ア〜ウ)

各設問の文字数要件を確認し、論述骨子や構成案を作成してみましょう。

設問ア
文字数要件:400字以上800字以内
あなたが先進技術を適用した業務について,業務の内容と,その業務が人手によってしか実現できないと考えられていた理由を,800字以内で述べよ。
0 / 800 文字
設問イ
文字数要件:800字以上1600字以内
設問アで述べた業務に,どのような先進技術をどのように適用したのか。大幅な効率化や自動化が可能と考えた理由を含めて,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
0 / 1600 文字
設問ウ
文字数要件:600字以上1200字以内
設問アで述べた業務に先進技術を適用した際に,どのような課題が生じ,どのような対策を取ったのか。600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
0 / 1200 文字

【出題趣旨・解答要旨・採点講評】IPA公式発表

まずは自身の骨子案を作成してみましょう。「解答要旨を見る」「採点講評を見る」をクリックすると公式の要旨・評価基準が開きます。

【出題趣旨 / 解答要旨】
【採点講評 / 評価基準】
問1 では,先進技術の適用によって,従来人手によってしか実現できないと考えていた業務を,大幅に効率化したり,自動化を実現したりした経験についての論述を期待した。多くの受験者が設問に沿って論述できていた。一方で,一部の受験者は,単なる作業を“入力業務”や“議事録作成業務”などとし,本来の業務目的を深く理解しないで論述していた。このような論述では,新技術の適用手順や方法,適用方針などが具体的に論述できていないものが多かった。例えば“銀行における振込依頼のための手書き依頼書の登録業務”など,業務目的を正しく理解して論述してほしい。また,実現した場合の効果である工数削減やコスト削減,信頼性向上などを述べるにとどまり,大幅な効率化や自動化が可能と考えた理由に触れていない論述も散見された。 システムアーキテクトは,絶えず新技術を探求しつつ,業務の内容や目的を理解して適切に適用できるように心掛けてほしい。
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