QCD管理・実務 読了目安: 4分 2026-03-22 公開
【PM実務&試験対策】EVM(アーンドバリューマネジメント)とQCDトレードオフを論文で論理的に語る技術
午前IIの頻出計算問題から午後II小論文の加点根拠まで直結するEVM(PV/EV/AC/CPI/SPI)の完全理解。進捗遅延・コスト超過時のリカバリー施策と合意形成ノウハウ。
#EVM#CPI/SPI#QCDトレードオフ#定量的マネジメント#実務知見
1. EVM指標の意味と、午前II計算から午後II論述への応用ステップ
EVM(Earned Value Management)は、午前IIの計算問題だけでなく、午後II小論文で『定量的管理を実践したPM』であることを採点官に示す最強の武器です。
・PV(Planned Value):計画価値(その時点で完了しているべき予算額)
・EV(Earned Value):出来高価値(実際に完了した作業の予算額)
・AC(Actual Cost):実コスト(実際に投じた費用)
・CV(Cost Variance):EV - AC(正なら予算内、負ならコスト超過)
・SV(Schedule Variance):EV - PV(正なら進捗前倒し、負なら進捗遅延)
・CPI(Cost Performance Index):EV / AC(1.0未満はコスト超過)
・SPI(Schedule Performance Index):EV / PV(1.0未満は進捗遅延)
小論文では「進捗が遅れていた」と書くのではなく、「プロジェクト中間時点でSPI=0.85、CPI=0.92となり、このまま推移すると工期が1.5ヶ月遅延し、1,200万円の追加コストが発生する試算となった」と記述することで、極めて高い説得力が生まれます。
2. QCDトレードオフ発生時のリカバリー施策とステークホルダー合意形成
EVMで遅延やコスト超過を早期検知した後、PMとしてどのような対策を講じるかが午後II小論文の最大の評価ポイントです。
単に「要員を追加した(ブルックスの法則により逆効果になるリスクがある)」と書くのではなく、
1. 【クリティカルパスの特定とファスト・トラッキング】:後続アクティビティの前倒し並行実施。
2. 【クラッシングの費用対効果分析】:追加コストに対する短縮日数を定量評価し、最小コストのタスクにリソースを集中投入。
3. 【スコープ調整と顧客合意】:優先度の低い非機能要件やフェーズ2への機能先送りについて、定量的遅延リスクデータを提示して顧客ステークホルダーと合意形成したプロセスを具体的に論述します。
このセクションの合格重要ポイント
- クラッシング(追加コスト投入)とファスト・トラッキング(並行作業化)を適切に使い分ける
- 要員追加に伴うコミュニケーションコスト増加リスクへの配慮を明記する
- 顧客ステークホルダーとのトレードオフ調整プロセス(合意形成根拠)を記述する
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