DX推進・先端技術・ビジネスモデル
午前II午後I午後II論文
重要度:
IoTアーキテクチャ
よみがな: あいおーてぃーあーきてくちゃ
英語名称・略称: IoT Architecture
1行要約(本質)
センサー/デバイス層、ネットワーク/通信層、プラットフォーム層、アプリケーション層からなるIoTの全体構造設計。
3つの重要ポイント
1
膨大な数のモノからデータを安全・確実に吸い上げ、蓄積・分析して現場へフィードバックするシステム基盤。
2
軽量な通信プロトコル(MQTT等)や、LPWA(省電力長距離無線)、エッジ処理が組み合わされる。
3
ITストラテジストは、デバイスのライフサイクル管理、ファームウェアのリモート更新(OTA)、セキュリティを統制する。
構造・プロセスの図解
図IoTシステムの4層アーキテクチャ
現場デバイスからビジネス価値創出までの構造活用層
1. アプリケーション層
業務価値・UI
遠隔監視ダッシュボード、予知保全AI、ERP/CRM自動連携。
クラウド層
2. プラットフォーム層
蓄積・分析・デバイス管理
時系列データレイク、ルールエンジン、デバイス認証、OTA配信。
通信層
3. ネットワーク層
安全・軽量な通信網
MQTT/HTTPS、LPWA、5G、閉域網によるセキュアなデータ伝送。
現場層
4. デバイス・センサー層
現場のモノ・検知
温度・振動・位置センサー、エッジマイコン、セキュアチップ。
概要・背景・本質
IoT(Internet of Things)アーキテクチャは、数千〜数万台に及ぶセンサー端末を管理し、劣悪な通信環境下でも欠損なくデータを収集し、大規模なストリーム処理基盤で分析するための包括的アーキテクチャです。端末側の省電力・耐タンパ性からクラウド側のオートスケーリングまで、エンドツーエンドの視点が求められます。
コア概念と着眼点
- デバイス層:センサー、マイコン、耐タンパ性、セキュアエレメントによる秘密鍵保護
- 通信層:LPWA(LoRaWAN, NB-IoT)、5G/ローカル5G、MQTT(軽量Publish/Subscribeプロトコル)
- プラットフォーム層:時系列DB、ストリームデータ処理、IoTデバイス管理、OTA(Over The Air)更新
- アプリケーション層:可視化ダッシュボード、予兆保全AI、基幹ERP/CRMとのAPI連携
ITストラテジスト試験(午後I記述・午後II論文)での論述ポイント
午前IIで「MQTTプロトコルの特徴(軽量、Pub/Sub型、ヘッダー最小)」「LPWAの特性」が頻出。午後I・午後IIでは、物流追跡や機器遠隔監視のシステム企画において、通信容量の制約やバッテリー寿命を考慮したアーキテクチャ設計を論述させる。