組織変革・プロジェクトマネジメント
午前II午後I午後II論文
重要度:
DevOps / DevSecOps
よみがな: でぶおぷす / でぶせくおぷす
英語名称・略称: DevOps / DevSecOps
1行要約(本質)
開発(Dev)、運用(Ops)、セキュリティ(Sec)が密接に連携し、CI/CDにより迅速かつ安全に価値を継続提供する協調文化。
3つの重要ポイント
1
「変更を求める開発」と「安定を求める運用」の対立構造を解消し、共通のビジネス目標に向かわせる。
2
DevSecOpsはセキュリティを開発の初期段階から組み込む「シフトレフト(Shift Left)」を実践する。
3
自動ビルド・テスト・デプロイ(CI/CDパイプライン)により、リリースサイクルを数ヶ月から数時間へ短縮する。
構造・プロセスの図解
図DevSecOpsの無限ループ(シフトレフト統合)
開発・セキュリティ・運用の境界なき一体循環🔄 継続的フィードバック&アジリティループ(ステップ進行 ➔ 次サイクルへ反映)
1Plan & Code
➔ Step 2要件・設計・コーディング
脅威モデリングとIDEプラグインによるリアルタイム脆弱性検知。
2Build & Test (Sec)
➔ Step 3自動CI / 静的テスト(SAST)
コミット時に自動ビルド・ユニットテスト・依存関係ライブラリ検査。
3Release & Deploy
➔ Step 4自動CD / IaC本番反映
承認後、ブルーグリーンデプロイ等で無停止に本番環境へ安全反映。
4Operate & Monitor
↩ Step 1へ本番監視 & 改善フィードバック
ログ監視、稼働メトリクス分析から得た課題を即座に次のPlanへ還流。
概要・背景・本質
DevOpsは単なるツール(GitHubやJenkins)ではなく、開発・運用・ビジネスの壁(サイロ)を取り払う企業文化と組織体制です。DevSecOpsでは、リリース直前のセキュリティ審査で脆弱性が見つかり差し戻される事態を防ぐため、コード作成時やコミット時に自動静的解析(SAST)や依存関係チェックを行い、セキュリティを開発の日常作業に埋め込みます。
コア概念と着眼点
- CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー):コード修正からテスト・本番反映までの完全自動化
- シフトレフト(Shift Left):セキュリティや品質の検証を、後工程(右側)から超上流・開発初期(左側)へ前倒し
- Infrastructure as Code(IaC):インフラ環境をコードで定義し、環境差分によるデプロイ失敗をゼロ化
- フィードバックループ:本番運用のエラーログやメトリクスを瞬時に開発チームへ還元し修正
ITストラテジスト試験(午後I記述・午後II論文)での論述ポイント
午前IIで「シフトレフトの定義」「CI/CDパイプラインの構成要素」が頻出。午後I記述では、リリース頻度の向上とセキュリティ品質確保の両立策としてDevSecOpsのツール自動化が解答の鍵となる。午後II論文でもアジャイル開発の運用インフラとして記述必須。