コラム一覧へ戻る
事例記述対策 読了目安: 6分 2026-10-21 公開

システムアーキテクト午後Iの解き方:業務フロー・概念データモデル・バッチ/オンライン連携の着眼点

午後Iで頻出する「既存システムへの新業務追加」「テーブル項目の過不足」「オンライン処理と夜間バッチの整合性」について、問題文と図表の照合手順を解説します。

#午後I対策#業務フロー#データモデル#バッチ設計#時間配分

1. 問題文の「業務ルール・運用上の制約」と機能仕様を対応付ける

午後I(90分で2問選択、1問あたり45分目安)では、問題文に書かれた業務ルールや運用上の取り決めから、必要な画面チェック・テーブル項目・バッチ処理順序を導き出す設問が中心になります。 例えば令和7年春期 問1(消耗品の集中購買化と業務システムの新規構築)では、本文中に「A市規定類を改正しない」という前提条件が置かれています。この前提があるため、「単価契約は年度単位であり納入が年度内の契約期間内に完了される必要がある」「相見積取得及びスポット注文機能は利用できない」といったシステム仕様上の結論が決まります。実務の一般論だけで解答を書くと条件が抜けやすいため、本文中の「〜という規定になっている」「現状では〜という問題が生じている」といった記述箇所に印をつけ、設問がどの制約を指しているのかを照合する手順が有効です。
このセクションの合格重要ポイント
  • 問題選択(最初の3分):設問一覧と図表(業務フロー図・テーブル構造・状態遷移図)に目を通し、業務システム系とIoT/制御系のうち解きやすい2問を選ぶ
  • 本文と図表の照合(15分):現行業務から新業務への変更点、締め時刻とバッチ起動時刻の前後関係、テーブルの主キー・外部キーに印をつけながら読む
  • 記述の組み立て(25分):30〜40字の指定字数に対し、「いつ(タイミング)」「どのテーブルのどの項目を」「どう判定・更新するか」を揃えて書く

2. よく問われる4つの設計パターンと確認ポイント

過去11年(全42問)の午後I問題を見渡すと、設問で問われる設計上の論点は大きく次の4パターンに整理できます。 1. パッケージ/SaaS導入と業務ルールの調整:標準機能をそのまま使うと既存の社内規定や取引先との取り決めに合わない箇所を見つけ、機能の無効化や運用手順での補完を答えるパターン。 2. オンライン更新と夜間バッチの境界設計:日中のオンライン入力と夜間の集計・連携バッチのタイミングが重なった際、未確定データや二重処理を防ぐためにステータス列や対象日時条件を追加するパターン。 3. 段階的移行・システム統合時のデータ整合性:新旧システムが並行稼働する期間中、コード体系の違いやマスタ更新のタイムラグを変換テーブル・同期処理で吸収するパターン。 4. IoT・エッジ機器とクラウドの役割分担:通信遅延や回線帯域の制約がある環境で、定期送信データと異常検知時の即時通知・エッジ側制御を切り分けるパターン。 演習後に解答例と自分の記述を見比べる際は、「どのテーブル名・項目名を入れる必要があったか」「時点や状態の条件句が抜けていなかったか」を1問ずつ確認しておくと、同じパターンの失点を防ぎやすくなります。
本コラムの戦略を実戦に落とし込む推薦対策書公式提携講座・求人
PR
オンスク.JP - 資格の学校TACグループ運営・定額オンライン学習サービスTACグループ定額学習
株式会社オンラインスクール(TACグループ)

オンスク.JP - 資格の学校TACグループ運営・定額オンライン学習サービス

💡 推薦ポイント:財務・会計(簿記)や法務・知財、情報セキュリティの基礎を、TACグループ監修の動画講義と問題演習で復習できます。
定額ウケホーダイ(無料体験あり)オンスク.JPの講座一覧を見る
※本リンク先はプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています
記事の執筆・監修体制(E-E-A-T基準)
過去問AI Studio 編集部(システムアーキテクト試験 解説担当)

基幹系システムの更改・データ連携基盤の設計実務および、システムアーキテクト試験(午前II・午後I・午後II)の過去問分析を担当。 当プラットフォームに掲載されるすべての解説・コラムは、IPA公式原本PDFおよび採点講評を100%基準とした厳格な検証を経て執筆されています。

この合格戦略を、実際の過去問演習で実践してみましょう

過去11年分(348問)の公式過去問、および小論文リアルタイム即時添削を今すぐ体験できます。