午前II対策 読了目安: 5分 2026-10-22 公開
システムアーキテクト午前IIの頻出テーマ整理:アーキテクチャ設計・分散トランザクション・信頼性計算
過去11年分(275問)の出題実績から、システム開発技術・ソフトウェア設計パターン・分散データ管理・稼働率計算の頻出論点を整理します。
#午前II対策#UML・DFD#デザインパターン#分散トランザクション#信頼性設計
1. 出題比率の高い「システム開発技術」と「ソフトウェア設計」の重点項目
システムアーキテクトの午前II試験(25問・40分)では、過去の出題からの再出題や同テーマの設問が6割以上を占めます。過去11年(275問)の出題内訳を見ると、特に以下の4領域が繰り返し問われています。
- 要件定義・モデリング(DFD、E-R図、UML):構造化分析のDFD(データフロー、プロセス、データストア、源泉と吸収)、UMLのクラス図(汎化・集約・コンポジション)、シーケンス図、コミュニケーション図、状態マシン図の読み取り。
- モジュール設計の評価指標(強度と結合度):モジュール強度(機能的強度が最も高く、偶発的強度が最も低い)と、モジュール結合度(データ結合が最も疎結合で望ましく、内容結合が最も密結合)の順序と具体例。
- デザインパターンとマイクロサービス設計:GoFデザインパターン(Adapter、Bridge、Composite、Facade、Observer、Strategy、Stateなど)の適用場面、およびAPIゲートウェイ、BFF(Backends For Frontends)、CQRS、Sagaパターンの特徴。
- テスト技法・信頼性設計(RASIS):同値分割・境界値分析、状態遷移テスト、フォールトトレラント設計(フェールセーフ、フェールソフト、フールプルーフ)、直列・並列システムのMTBF・MTTRと稼働率計算。
このセクションの合格重要ポイント
- DFD・UML・GoFデザインパターンは毎年3〜5問出題されるため、図の表記ルールと役割を整理しておく
- モジュール強度(機能的>情報的>連絡的>手順的>時間的>論理的>偶発的)と結合度(データ<スタンプ<制御<外部<共通<内容)の判定条件を押さえる
- 関連分野として、認証・認可(OAuth 2.0、OpenID Connect)やデータベース(正規化、トランザクション分離レベル、2相コミット)も毎年5問前後出題される
2. 分散システム・移行方式の用語を午後試験の記述にも活かす
午前IIで問われるアーキテクチャ用語は、午後Iの記述や午後IIの論述で方式名を挙げる際にもそのまま使えます。たとえば、複数サービス間の整合性確保における「2相コミット(2PC)」と「Sagaパターン(補償トランザクションによる結果整合性)」の違いや、本番切り替え時のリスクを抑える「ブルーグリーンデプロイメント」「カナリアリリース」「ストングラーフィグ(段階的置換)パターン」などは、それぞれのメリットと制約条件まで含めて整理しておくと、午後の設問で方式選定の理由を具体的に書きやすくなります。
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記事の執筆・監修体制(E-E-A-T基準)
過去問AI Studio 編集部(システムアーキテクト試験 解説担当)
基幹系システムの更改・データ連携基盤の設計実務および、システムアーキテクト試験(午前II・午後I・午後II)の過去問分析を担当。 当プラットフォームに掲載されるすべての解説・コラムは、IPA公式原本PDFおよび採点講評を100%基準とした厳格な検証を経て執筆されています。